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第19回全菓連青年部中・四国ブロック大会 岡山大会

キリンビール岡山工場視察、桃茂実園で桃狩り

 第19回全国菓子工業組合連合会青年部中・四国ブロック大会は、7月3~4日、岡山市・アークホテル岡山で開催され、約75名の青年部員が参加した。全菓連からは、小谷副理事長、松田青年部長、供田課長が参加した。

 大会に先立ち、中四国各県代表者会議が行われ第10回全国和菓子甲子園の中四国ブロックの選考があり、決勝戦出場作品が決定された。大会では、小西大会実行委員長による開会宣言、岡山県菓子工業組合青年部宮内部長による歓迎の挨拶、愛の菓子斉唱、青年部綱領唱和の後、来賓・全菓連青年部役員・中四国ブロック参加青年部の紹介、全菓連小谷副理事長の来賓挨拶の後、全菓連青年部松田部長より「G20が大阪で開催され、海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにする大阪ブルー・オーシャン・ビジョンが宣言されました。それに先立ち環境省により、コンビニ袋を東京オリンピックまでに有料化される案が出ました。外国では、実際に実施されている所があります。有料化するとほとんどがレジ袋を使わなくなり、8割くらい削減できるケースがあります。ビニール袋は年間世界で1~2兆枚使われており、それが環境破壊につながるということで、各国で議論されています。それに対応するため、紙袋を使うことになりますが、コストは高くなり、我々の業務にも影響があります。まだ決定ではないので、業界からも提案することも大事と思います。その他、キャッスレス化の流れを痛感しています。私の店でも最近導入しました。お客様はポイントが付くなど評判は良いのですが、手数料が負担になります。様々な面で負担が大きくなるなかで、値上げが難しい現状があります。先ほど、全国和菓子甲子園の決勝戦出場チームが決定されました。以前に決勝戦に出場した方で和菓子職人になった方もいます。ほとんどの高校生が初めて和菓子を作られると思いますが、初めてにしてはアイデアやクオリティがとても良く、特にアイデアは我々職人の常識を覆すものがあり、我々の方が勉強となり、業界全体が盛り上がります。今年のテーマは、新元号令和にちなんだ菓子で、246作品の応募があり、それだけの令和のお菓子のバリエーションがあるという事に、エネルギーを感じました」と挨拶あった。次に株式会社林原Lプラザ岡山ラボ阪本佳子氏による記念講演が行われた。その後、懇親が行われた。懇親会では、岡山市の夏祭りである、うらじゃをチーム我楽多による踊りが披露され、中四国ブロックから選考された第10回全国和菓子甲子園進出校の発表があった。

麦芽の味とホップの香りが体験できる 翌日のエクスカーションは、キリンビール岡山工場を視察、桃茂実園での桃狩りと試食をおこなった。キリンビール岡山工場では、専門のガイドによる案内があった。メイン商品である、一番搾りの製法や材料の紹介があり、麦芽の試食や、仕込み後の麦汁の試飲、ホップを手に取って香りを体験できる。実際に使われている仕込み釜や発酵・貯蔵タンクを見学し、仕込みから製品完成までの一連の流れを動画などで説明があった。工場内では、缶に詰められる工程が見学できる。

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