埼玉県菓子店

2020.04.15

熊谷市 五家寶本舗埼玉製菓

きな粉がこぼれにくい「魔法の五家寶」

五家寶 今回は熊谷市妻沼の五家宝専門店「埼玉製菓」さんの魔法の五家寶を紹介します。熊谷名物五家宝を食べる時にきな粉がこぼれにくいよう工夫した商品です。

2005年に合併して熊谷市となりましたが旧妻沼町の歴史は源平時代まで遡ります。平氏の別当職斎藤実盛建立の国宝妻沼聖天の門前町として発達し、利根川の渡船場として栄えました。斎藤実盛はダンディとして有名で戦前の尋常小学唱歌にも歌われています。利根川河川敷には滑空時間・飛行回数とも日本一の妻沼グライダー滑空場があります。

小林一夫代表に伺いました「昭和37年創業以来、おかげさまで五家寶一筋57年となりました。五家寶は二百年余りの歴史を持つ埼玉を代表する熊谷名物です。五家寶が誕生した頃は現在と異なり、直径一寸長さ三寸の円柱菓子を一ケ棒とよんでいたと云われています。その后、一ケ棒の製造に苦心を重ね品質に改善を加え当時の原料が五穀のうち3品目を使用していたことなどから、五穀は家の宝であるとして、五穀の豊穣を祈念して五家寶と名付けました。国内産糯米から作られた本タネに糖蜜をからめ、大豆の香ばしいきな粉で仕上げたヘルシーな伝統菓子です。地産地消にこだわりを持って、きな粉原料の大豆は熊谷市内旧江南町で契約栽培しています。足りない分は吟味した国産大豆も使わせていただいています。お客様から五家寶は美味しいけどきな粉がこぼれ服が汚れて食べにくいとちょくちょく言われました。なんとか服を汚さずに食べていただけないかと苦心して開発したのが魔法の五家寶です。個包装にして場所を選ばず食べやすくしました。魔法の五家寶は伊勢菓子博に出品し金菓賞をいただきました。昔ながらの定番きな粉と青大豆のうぐいす五家寶の他に変り種五家寶もつくってみました。春夏4―9月は狭山茶を使った抹茶五家寶、秋冬10―3月は沖縄産黒糖を糖蜜に使用したココア五家寶です」。

埼玉製菓さんは、糯米はお客様の味覚の変化にあわせ程よい柔らかさを出せる国産糯米を選別使用しているそうです。時代にあわせた原材料銘柄と産地の選別はどの菓子でも苦労するところです。五家寶をスナック感覚で食べていただきたいとの事でプラケース入り製品も販売始めました。手頃な量と大きさで一個税込み361円です。箱入り製品も一個648円からと手頃な値段です。埼玉県内各道の駅での販売も好評いただいております。観光やドライブのお供に・お土産にと是非ご賞味下さい。

 埼玉県菓子工業組合副理事長兼専務理事・中島祥夫