兵庫県レポート

2020.03.17

子ども和菓子教室

和菓子の魅力を伝えよう

練り切りやきんとん作りに挑戦 普段、和菓子に接することが少なくなっている子どもたちに和菓子の魅力を伝えようと、兵庫県菓子工業組合では平成28年度より毎年、小学校を訪問して子どもたちに和菓子の歴史と作り方を伝える和菓子教室を実施しています。今年度は昨年10月から11月にかけて阪神地区・神戸地区・姫路地区の3校へ伺いました。

 和菓子を作る前に、子どもたちにはお菓子の歴史の話をします。「田道間守(たじまもり)」が垂仁天皇の命を受け、持ち帰った「非時香菓(ときじくのがくのこのみ)」=橘がお菓子の始まりと言われていること、その後中国大陸より唐菓子が伝わったこと、茶の文化の広まりや南蛮貿易により菓子の種類が増えたことなど、低学年の子どもにもわかりやすいように絵や資料を使って紹介しました。

子ども和菓子教室 和菓子作りでは、道具の使い方や材料について説明したのち、練り切りやきんとん作りに挑戦してもらいました。同じ材料で同じように指導をしても、一人ひとり個性豊かな菓子が出来上がり、子どもたちだけでなく指導にあたった組合員も楽しい時間を過ごすことができたようです。普段はほとんど和菓子を口にすることがなかったり、食わず嫌いな子どもたちも、自分で作った菓子は特別だったようで、「また和菓子を食べたい」「思っていたよりもおいしくてびっくりした」「これからもっと和菓子のことを知りたい」とうれしい感想をたくさんいただくことができました。

 みたらし団子やどら焼きなどは子どもたちも口にする機会が多いようですが、練り切りなどの和菓子と出会う機会はとても少ないです。このような和菓子教室を通して、子どもたちに様々な和菓子にもっと触れてもらう機会を作れたらと思っています。

 兵庫県菓子工業組合事務局・奥山優子