鳥取県菓子店

2020.02.18

鳥取県 境港市のお菓子屋さん

「ゲゲゲの鬼太郎」など177体の妖怪ブロンズ像が並ぶ境港市の水木しげるロード 今回は、日本海側有数の漁港で、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・故水木しげるさんの古里の魚と妖怪のまち・境港市のお菓子屋さんを紹介する。

赤石商店(境港市花町)
 大正13年の創業で長年、せんべい屋として親しまれてきた。水木しげるロードのオープンを機に水木作品をモチーフにした観光土産を展開。「ゲゲゲの鬼太郎せんべい」は、鬼太郎たちが焼き印された瓦せんべいで、懐かしい味がする。「ゲゲゲの鬼太郎まんじゅう」は、薄焼きせんべいに粒あんが挟んであり、しっとりと柔らかい食感。水木ロードに三つの直営店があり、鬼太郎、目玉おやじ、ねずみ男、ねこ娘をかたどった焼き立てのカステラまんじゅう「絵画(でこ)まん」も販売。観光客に好評だ。昔ながらの「みそせんべい」「しょうがせんべい」などは一般客に人気がある。

たなか屋菓子舗(境港市幸神町)
 昭和36年の創業で、手づくりのだんごが人気商品。じかに米から炊き上げて杵でついて作っており、弾力があって米の風味がする。米は奥大山の湧き水で育てられた有機米を使用。「みたらしだんご」やヨモギ入りで粒あんをトッピングした「草だんご」、揚げて砂糖じょうゆをつけた「こがねだんご」、青ノリを練りこんで揚げた「海苔こがね」の4種類で、毎朝作りたてのものを店頭販売。市内外から常連客が訪れている。昼夜の寒暖差のある中山間地・日南町産のモチ米を使ったこしあん入りの「草もち」や、注文による仏事や祝い事用の餅も作っている。

バナナ製菓(境港市渡町)
 昭和30年代初めの創業で、2代目店主の門脇幸美さん(73)が、昔懐かしい菓子作りを引き継ぐ。同市出身の漫画家、故水木しげるさんの大好物として一躍有名になった「手造りはっか菓子」は、寒梅粉や砂糖、ハッカエキスを練り合わせた柔らかい求肥で、口の中にハッカの清涼感が広がる。4~9月の季節商品。主力商品は、7~9月を除いて製造出荷している長命寺タイプの桜もち。麦粉と砂糖、水あめで作る「麦の粉菓子」や、粒あん入りの焼きまんじゅう、白あん入りの焼きまんじゅうにチョコをコーティングした「チョコレート饅頭」も作っている。

御菓子司 福浦(境港市東本町)
 店主の福浦勝さん(80)が松江の老舗和菓子店での修業を経て昭和42年に創業。境港の産業や特産をモチーフに菓子作りを続けている。タイをかたどった「大漁もなか」は、甘さを控えて小豆の香りを出した自家製の粒あんとかっちりした上質の加賀種の皮がマッチしてまろやか。魚の形の「いわし餅」は、薄い生地の中にこしあんと求肥入り。「伯州綿」は、小豆の皮を外したあっさり味のあんを上用まんじゅうの生地で包んでいる。生クリームと、蜜に漬けた小豆を挟んだ手作りの「生どら」は、市内外から人気。粒あんや栗あん入りのどら焼きも製造している。

寺子屋ウェーブ(境港市本町)
 前身の吉川商店が平成10年に創業し、同18年に社名変更。17年から、人形焼きの「妖怪饅頭」を製造販売している。「ゲゲゲの鬼太郎」の主要キャラクターの鬼太郎、目玉おやじ、ねこ娘、ねずみ男をかわいらしくデザインしたカステラまんじゅうで、中身はこしあん、カスタード、チョコレートなど数種類。同じ中身で揃えたもののほかミックスの箱入りもあり、異なる味を楽しめる。水木しげるロードに直営2店舗があり、定番の土産品として人気がある。包装に境港の見どころを紹介する妖怪新聞を使っているのも好評。販売好調で、平成29年に新工場での生産を開始した。

 鳥取県菓子工業組合