愛媛県レポート

2019.12.16

人気の小林先生の講義

和菓子講習会が開催される

和菓子講習会 愛媛県菓子工業組合では、8月30日に東京製菓学校の小林紀夫先生を講師にお迎えして、和菓子の講習会を開催しました。これは、毎年8月末から9月初旬にかけて、松山商工会議所さんの協力を得て、菓子会館の講習室で行われているもので、当日は、日本菓子協会東和会・副会長も務められ、数々の賞も受賞されている人気の小林先生の講義とあって、多くの組合員が参加をされました。

 小林先生は「理論や知識は当然ながら、菓子に対する姿勢、熱意がもっとも大切」と語り、当日は粒あんとクリームチーズを使った「芋種」、流し物の「心」「赤飯饅頭」、オーブン物の「南瓜がれっと」、などを教えていただきました。

 また、今回は特に「製餡」について詳しく講義実技が行われました。

 先生との雑談の中で、現在製菓学校で学ぶ菓子屋の跡継ぎは1割程度で、親がサラリーマンなど一般家庭の生徒がほとんどで、しかも女子が大半を占めるそうです。

 それ以上に驚いたのは、日本人と外国人生徒さんの割合は、6:4で、中国、台湾、韓国他、アジアからの受講生が多く、これ以上外国人を入れると、日本の専門学校とは言えなくなるので、入学数を制限しているとのことでした。よく建設業の世界でも、人手不足で外国人を入れないとやっていけないという話を聞きますが、いよいよ我々菓子屋の世界でも、そんな時代がやってくるのではないかと、ショックを受けております。

 後継者不足はよく聞きますが、外国の方だけではなく一般家庭の日本の生徒さんの中からも、和菓子屋あるいは、和菓子職人を志す人が育ってほしいと思っています。

 当日、小林先生の助手を務められた菓舗蛭子堂の高橋英幸さん、白石菓子舗の白石幸平さんにはたいへんお世話になり、ありがとうございました。

 愛媛県菓子工業組合広報部長・白石惠一