福岡県レポート

2019.12.16

住吉 和菓子の日

「博多の今昔」テーマに品評会と販売

住吉神社にて品評会 晴れ渡った11月9日(土)と10日(日)の2日間福岡市博多区の住吉神社において「住吉 和菓子の日」イベントが福岡市和菓子組合主催で行われました。毎年テーマを決めて、和菓子を展示します。3年目の今年は「博多の今昔」。

展示品の一部 博多発祥の銘菓に始まり、九州の玄関口の博多駅の昔と今の移り変わりを表現したり、昔から祝い事に欠かせないまんじゅうや練り切りの展示、博多はじきを模して練りきりで博多の行事や四季を表したもの。渋紙で切り絵のように文様や文字を細工したもの、秋の里山の風景も見られました。菓子職人の頭の中で描く博多の今昔は様々です。展示会場は、神門を抜けて左手の神楽殿を使わせていただきました。当日は七五三や結婚式も行われており、祝い事の中で約500人に来場いただきました。その中で「5歳の子供が和菓子を知る機会になった」「孫の七五三の祈願にきて大好きな和菓子の展示に感動した」などと300以上の嬉しいアンケートのご協力をいただきました。

 また今年は、住吉神社様のご厚意により神門と神楽殿の間の部屋を借りて、菓子の販売もさせていただき、うれしいことに行列ができるほどでした。販売員は展示した人が交代制で行い、お客様との会話も弾みました。海外からの観光客も見えて英語で説明すれば熱心に聞いておられます。後継者不足や原材料の高騰、原料原産地・栄養成分表示、HACCP、働き方改革と菓子作り以外の件で頭を抱えている職人さんも今日は未来の菓子のヒントが聴けたかもしれません。お菓子を作る人と食べる人の笑顔がつながるイベントでした。すでに来年の「住吉 和菓子の日」のテーマは決まりつつあります。3年とまだまだ浅いものですが、この積み重ねがこれからも大きく続くことが楽しみです。

 福岡県菓子工業組合事務局・村上豊美