高知県菓子店

2019.12.16

高知県室戸市 バイキング吉岡

過疎地で頑張るお菓子屋さん

店舗外観 四国の最南東端室戸市、かつてまぐろ漁で栄えた時の人口は3万人。現在は、1万3000人まで減少している。その中で店主の吉岡慎一氏(48歳)と母の朋子さんで切り盛りしている。

店内風景 創業は昭和44年。創業時は吉岡菓子店の店名で始めたが、インパクトが薄いという事で、父の昭南さんが、修行先の京都のタカラブネを追い越すような店になりたいという思いから、宝船を追いかけるのは海賊だろうという事でバイキングという名に変更した。

 銘菓は「山ももまんじゅう」。自家製のやまももジャムを白餡で包んだ焼き饅頭で、地元の方に贈答品としてよく使われている。

 特産品として作られている「かんば餅」は、冬から春にかけての季節商品で、地元のさつま芋を干して乾燥させ、水でもどして再度蒸す。蒸した餅米と砂糖と一緒に搗いて適度な大きさにカットして販売している。

吉岡慎一氏 薄めに切って焼いて食べると、何とも懐かしい感じがして、この時期になると県外からの注文が結構来るそうだ。

 世界ジオパークにも認定され、お遍路さんの札所が3箇所ある室戸市。慎一氏は、地元の方に愛されながら、これからは、観光客向けの御菓子の展開も進めていきたい。

 先代の思いを胸に海賊のごとく、未来を見据えて頑張っている。

 全菓連青年部中四国ブロック長・岡澤孝浩