香川県レポート

2019.11.18

グルテンフリーおこめのおかし

アレルギー対応で美味しいお菓子

●かがわ発アレルギー対応スイーツ

OKOMENO OKASHI 株式会社 禾(のぎ)さんは、国産の米粉を主材料とした、小麦粉・乳・卵、三大食物アレルゲンに対応したお菓子の製造販売を手がける会社です。

 オーナーの中條淳子さんは、マクロビオティックカフェを経営し、健康にこだわったお菓子も提供していました。本格的にお米のお菓子を作るきっかけは東日本大震災でした。アトピーを持った子供達に食べてもらいたいと、震災支援物資としてクッキーを送ったところ、小麦アレルギーの子供達は食べることが出来なかった事を聞き、食物アレルギーがある人もそうでない人も美味しく食べることの出来るお菓子を作ろうと決意しました。

 アレルギー対応のお菓子を作る為に、三大食物アレルゲンの排除とコンタミ防止の為カフェを閉店して菓子製造に特化した工房を作りました。

 原料に植物性の材料を使用し、化学調味料・保存料・着色料を使わない、こだわりで体にやさしいお菓子を作っています。

 アレルギー対応のお菓子といえば味や食感が劣るイメージがありますが、美味しさの追及のためにも、様々な工夫や研究をした菓子作りを行うことで、今では全国の雑貨店や量販店でも扱われる商品になりました。

●新たな地で更なる発展を

本社工場開所式 設立10年目の本年、高松市内からさぬき市に本社/工場を移転しました。

 女性中心の職場ですので体の負担の少なくなるように、設備を充実させました。食の安全面でも、原料受入から商品の出荷まで人と物の交差がないゾーニングを行いました。

衛生的で働きやすい新工場 移転先は、廃園になっていた保育園で、内装を大幅に改築しました。給食室が事務所、保育室や講堂は製造施設に改装し、廊下だったところには金属探知機や画像処理のコンベアラインを設置していたり…既存の間取りを生かしつつも衛生的な施設になりました。

 地域の行政や取引先、友人達など、禾さんを応援する人達が集まるなかで、本社工場開所式が10月29日に執り行われました。「この3月迄子供達の笑顔いっぱいであったこの建物で、子供たちの笑顔溢れるお菓子を作る…そんなご縁を感じ、気持ちを新たにして…」と仰ってました。

 アレルギーを持つ人達にも「わけっこできるよろこびを」とのコンセプト、女性が働きやすい環境への優しさなど、今回の取材を通して熱い経営者の想いを感じ取ることができました。

株式会社 禾

住所‥香川県さぬき市津田1467―3 電話‥0879―49―3431 HP‥www.nogi-info.com

 香川県菓子工業組合・田村正太郎