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「食品表示法の改正における、やりがちなミスや見落としがちな点など落とし穴の再確認」講習会

東京菓業青年会八月例会

講演 東京菓業青年会八月例会が、八月二十四日㈯パークサイドホテル上野にて行われました。今回は㈱テラオカ斉藤様・椿様・宮田様を講師としてお招きし「食品表示法の改正におけるやりがちなミスや見落としがちな点など落とし穴を再確認」と題してご講演頂きました。

 角田安隆副会長(ニュー東京製菓㈱社長)の司会進行により、まずは会長挨拶にて田上譲司東京菓業青年会第二十九代会長(㈱タガーフーズ社長)の挨拶、次に講師紹介は、今回の例会の取りまとめから講師手配までを行った立役者、鈴木啓介氏(㈲鈴富製菓)により講師が紹介されご講演が始まりました。

懇親会 食品表示法の概要から、罰則の強化、施行日の確認、アレルギー表示に関わるルール改善、アレルギー個別表記の原則化、個別表示の例外規定、特定加工食品の廃止(代替表記・代替表記の拡大表記等)、一括表示の場合の表記ルール変更、アレルギーを複数含む場合の表記ルールの変更、栄養成分表示義務化(義務・推奨など任意、例外規定)、原材料名表示等に関するルール変更(スラッシュ記号による区分・改行による区分・別欄罫線による区分、複合原材料の分割表示等)、販売用に供する添加物の表示に係るルール改善、表示レイアウトの改善(新基準で省略不可なものや容器包装と表示のサイズ感等)と時間をかけて丁寧にご講演頂きました。

 講演終盤の質疑応答では、講師の皆様も即答出来ない質疑がありましたが、後日ご返答頂けるという事で講演を終了しました。その後、山口隆士氏(名月製菓㈱社長)による乾杯挨拶にて懇親会が始まり講師の方々と共に食事をしながらより深い勉強をさせて頂きました。中締めの挨拶は三裕製菓㈱竹内豪社長(東京都菓子工業組合常務理事)の締めにて例会が終了しました。

 法の改正では分かっていても陥りやすいミスや勘違いがある事を再認識し、準備中のHACCP導入も同じ認識不足が考えられる為、再確認し滞りなく新制度の導入に向かうなど、改めて東京菓業青年会に参加できて良かった、現役メンバーはもちろん歴代のOBの皆様にも感謝申し上げる勉強会となりました。

 東京都菓子工業組合常務理事・東京菓業青年会オブザーバー・生田剛(㈱イクタ社長)

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