岩手県レポート

2019.09.18

栄養成分計算ソフト活用へ

学び直し講習会の開催

講習会風景(盛岡市) 岩手県菓子工業組合(理事長齊藤俊明)では、菓子業界が中心となって作成した栄養成分計算ソフトの講習会を、発売元である㈱デリコ取締役営業部長武田正貴氏を講師に迎え、去る七月十七日盛岡市マリオス、十八日平泉町世界遺産文化センターを会場に二日間開催した。

 同講習会は昨秋のソフト発売後に催したが、その後、購入した組合員から細部の使い方、計算方法がわからないという要望を受け「学び直し」という形で開催し、延べ25名の組合員が受講した。

講習会風景(平泉町) 会の冒頭で武田講師は「栄養成分表示に係る改正食品表示法は平成二十七年に施行され、菓子類については令和二年三月末までが経過措置期間であり、翌四月から対応が必須である。食品業界はHACCP義務化や消費税軽減税率など今後の新制度等への対応は、深い理解と多くの負担が強いられることが懸念される」と説明した。

 その後、受講者は「⑴食品表示に関する最近の動きについて」「⑵栄養成分表示義務化について」「⑶菓子業界専用ソフトを用いた場合の成分表示例について」をテーマに受講した。

 今回は、自社製造製品の表示ラベル作成のイメージをより深めるため、各自ノートパソコンと各店のレシピを持ち寄り、ソフトを用いて具体的な表示業務の説明を聞き、より実践に近い形で指導を受けた。

 また、ソフトの追加機能があり、どらやきの皮やあんこを原料として登録できるようになった旨お知らせがあった。

 今回の講習を通じ、出席者は自らの製造品である菓子類の表示改正について、一層理解が深められたと思われる。

 今後は、経過措置期間終了に合わせた万全な準備と、期間終了後は法令遵守の下に確実に対応し、今回の表示改正が小規模零細事業者の廃業動機に繋がらないよう、各組合員の円滑な移行に努めていきたい。

 岩手県菓子工業組合・小沢仁