広島県菓子店

2019.08.15

株式会社イシカワ

ものづくりの人を増やす

佐伯地区の大豆の生産 株式会社イシカワは昭和2年に広島の地で創業し、今年で92年目を迎える豆菓子メーカーです。創業当初は広島駅前で大八車を押して、煎り豆を手売りするところから始まりました。現在では豆菓子をはじめナッツ、ドライフルーツ等の企画製造販売を行っています。「ものづくりの人を増やす。」を経営理念として掲げており、お客様に喜んでもらいたいという気持ちを持って創業から愛情を込めて豆菓子を作り続けてきました。ここでの〝ものづくりの人〟とは豆菓子を作っている職人だけでなく、イシカワで働くスタッフ全員がものづくりの想いを心に持ち、笑顔になって頂ける製品を一丸となってお届けする、という意味が込められています。平成9年からは拠点を広島市から廿日市市峠に移し豆菓子の製造を行っています。自然豊かで、水が綺麗なこの場所で〝ものづくりの人〟として私たちは日々豆と向き合い続けています。

豆菓子製造の様子 イシカワこだわりの豆菓子は、そのほとんどが手作りです。その日の気温や湿度、豆が採れた年度や地域によって豆の状態は様々です。安定した品質を保つため、職人が一粒一粒を見極め丁寧に加工しています。長年培ってきた技術により生み出される豆菓子は、ふっくら柔らかく豆本来の素材の味が生かされています。中でも、イシカワいちおしの「きなこ大豆」は北海道産の原料にこだわって製造している商品です。香ばしく煎った大豆をサクッとした生地で包み、自社独自でブレンドしたきなこをコーティングしています。職人の手によって何層にも重ねられたきなこの層はほろっとした食感で、きなこ好きにはたまらない一品です。

かる焼き大豆 イシカワの主なお客様は量販店で、地元広島を中心に、北は北海道、南は沖縄まで全国にイシカワの商品を卸しています。より多くのお客様にイシカワの豆菓子を食べていただけるよう、地元メーカーの味噌を使用した商品や、北海道産原料にこだわった商品など様々な商品を生み出してきました。また、近年では、栄養機能食品としての豆菓子「カルシウム黒豆」を開発しました。カルシウムを必要とされているお客様に向けたこの商品は、広島大学との共同開発で生まれ、豆菓子の新たな需要を見出しました。今後は創業100年を目指し、現在まで培ってきた技術で豆という素材の良さを伝える新たな商品作りを提供してまいります。

 増田製粉株式会社・広島県菓子工業組合青年部事務局・中川慎司