青森県菓子店

2019.07.17

有限会社 松栄堂

伝統の技術を再発見しよう

季節の生菓子 我が国日本は、今年五月に新天皇が御即位されました。そして年号も令和となり、新しい時代へとなりました。今、国内は新しい時代への移り変わりで沸き立っております。

 日本では多種多様な分野での技術が発展していますが、和菓子業界も同じで、今後はAIを初め、いろいろな面で技術革新がより一層進むことと思われます。また、その反面、永い間日本人に根ざしてきた和菓子の文化、それは四季折々の風情で、歳時にも使われ、繊細で見た目の儚さや、また華やかさもあり、おもてなし、または、ゆっくりと寛ぎたい時等、様々な場において特に人の心に打つ独自のお菓子の文化です。

キャラクターを模したケーキ 和菓子のような菓子は外国にはとても珍しく、洗練された和菓子職人の技術から生み出される和菓子は、外国にも誇れる菓子の文化です。その文化は今後も廃れる事無く継続していくと思います。

 青森市にあります私の店では、上生菓子(茶菓子)を創業以来50年以上製造販売してまいりました。その技術を年間を通じて季節の歳時菓子として、また、動物やキャラクター等を模ったりして販売しております。それを茶人向けの物としてだけではなく、一般・子供向け用に製造販売したところ、多くの方からとても関心をよせていただき好評です。この様に歳時だけに限らず展開していくことで、販売増にもなっております。

 全国的な人口の減少、少子化時代、高齢化等、菓子業界にとって厳しい経営が続いており、中々厳しい状況でありますが、誇れる日本の伝統技術を保ちながらも、時代にあった商品の製造販売を見直すことで、新たな技術の発見となり、それは販売拡大になると思われます。伝統技術と新しい技術を取り入れた製造販売、是非参考にしてもらえたらと思います。

 青森市栄町1―5―4

 有限会社松栄堂代表取締役・青森県菓子工業組合副理事長・畑中和紀