富山県菓子店

2019.04.15

ごろっとじゅれ

自社加工が叶えた夢のコラボ

ごろっとじゅれ 昌栄堂は富山県黒部市に本店をかまえ今年で創業64年を迎えます。初代松田昭吉が考案した「西瓜もなか」は、地元「入善ジャンボ西瓜」を独自製法で加工し、白あんに練りこんだラグビーボールの形状の最中で、現在も郷土銘菓としてお客様に喜ばれている商品です。

加積りんごパイ この郷土の素材を自社加工する伝統は変わることなく、今は年間15種類もの農産物を自社で煮る、蒸す、焼く、乾燥など様々な製法で加工しています。その中でも当社が3年前から特に力を入れているのが、隣接する魚津市の地域ブランドでもある「加積りんご」です。魚津市は日本最南端のりんご産地で、気候が温暖、他県と比べ開花から収穫までの日数が、寒い地方に比べて1ヶ月ほど長いのが特徴です。東北の産地では実の凍結を避けるため、比較的早めに収穫せざるを得ないところを、加積りんご「ふじ」は限界まで完熟を待ってから収穫します。そのため地中からの栄養分をたっぷり吸収し、味が濃く、甘味やうま味が凝縮されたジューシーなりんごになります。これを独自製法で加工し、現在はパイ饅頭「加積リンゴパイ」と果肉がふんだんに入ったゼリー「ごろっとじゅれ」の2商品に生まれ変わりました。そして今年おかげさまで「ごろっとじゅれ」が、農林水産省主催の平成30年優良ふるさと食品中央コンクールの新製品開発部門において農林水産省食料産業局長を受賞することが出来ました。東京での授賞式の際に、審査員の方に受賞理由を聞くと、『無添加、無着色、無香料にこだわり、中のりんごがシャキシャキの食感もそのままに仕上げたのが評価ポイントとして大きかった』と言っていただき、昌栄堂が培ってきた郷土の農産物をお菓子に生かす〝地産地消〟の伝統と道のりは間違っていなかったと感じさせていただきました。

 今後も様々なお菓子を作る時はまずは素材の声を大事に、そして自社の加工技術を生かしお客様に「おいしい」といかに言っていただけるか、それだけを考えこれからも邁進していきます。

 ㈱昌栄堂三代目取締役専務・工場長・松田賢悟