熊本県菓子店

2019.03.15

現代の名工

「お菓子のあさい」浅井茂宏氏

浅井茂宏氏 昨年の堤理事長の春の叙勲に続き、昨年11月には卓越した技能の保持者を表彰する本年度の「現代の名工」に、熊本県菓子工業組合専務理事の浅井茂宏氏が選ばれました。

 「お菓子のあさい」は大正6年「浅井製菓」として創業。平成4年に氏が3代目として社長に就任。社名も「㈲お菓子のあさい」に変更しました。

 日頃よりお菓子の素材にもこだわり、県産品を使った商品開発にも積極的で、平成29年に開催された第27回全国菓子大博覧会・三重では県産サツマイモや肥後小豆を使った「肥後しょると」が農林水産大臣賞を受賞しました。

 また、熊本出身のアイドルがテレビ番組で紹介した「マロンタルト」を県外から買いに来るお客さんもいるなど、地元でも人気のお菓子屋さんです。

 熊本県菓子工業組合では専務理事として常に理事長や事務局を支え、温厚で真面目な人柄は組合員や関連業者から大きな信頼を得ています。

 「和菓子の文化を多くの人に広げたい」と家業のかたわら、老人ホームでお年寄りに和菓子の慰問をしたり、熊本県内各地で開催される技能祭ではお菓子教室で一般の方や子供達にお菓子作りを教えるなど和菓子の普及に貢献しています。

 現在地元の高校の製菓コースで授業を行っている他、来年熊本で開校する職業訓練短期大学でも講師をつとめるなど、後進育成にも積極的に尽力しています。

 卓越した繊細な菓子製造の技術のみならず、そのような地域貢献や後進育成への取り組みも評価されました。

 今後も趣味の詩吟を楽しみつつ、たゆまぬ技の研究と昔ながらの伝統を引き継ぎながら、おいしく安心のできる、お客様の立場にたったお菓子作りを心がけて、まだまだ現場に立ち続けたいと意欲満々です。

 熊本県菓子工業組合事務局・野田尚美