山口県菓子店

2019.01.16

スイーツバルでわくわくを創出

グランシャリオ

グランシャリオ 山口県山陽小野田市の玄関口、小野田駅。駅を降りると地方によくある光景が広がる中でお洒落なケーキ屋さん「グランシャリオ」がオープンして3年になります。そのグランシャリオは昼間の営業を終えたあとはスイーツバルに変身。平日は23時、休日前は日付変更線を越えて、きらきらな店内に女子が夜な夜な集まる名所となっています。もちろん男性もOK。オーナーは南山恭佑さん。育児に奮闘中の奥様とともに店を運営します。

 その傍らで存在感を発揮するのは小山卓羽流さん。閉店後はバーテンダーになり、オーナーが作ったケーキをカクテルとともにお客様に提供します。元気になれる、話を聞いてくれる、その絶妙な接客でファンがいっぱい。小山さんはSNSも担当とのこと、オーナーが作るお菓子をいかに「映え」させるか。インスタなどフル活用による情報発信で集客効果は計り知れません。

 お友達の多さからイベントも新しい形で。公共施設を借りて100人で「ケーキ&お肉食べ放題」。エステや花屋などとともに「ふらっとcafe」。「ハロウィンパーティ」では街の有名料理店から料理人をケータリングしてケーキと食事を出しました。都会に行かなくてもわくわくできる街にしたいとのこと。

南山恭佑さんと小山卓羽流さん さて、ケーキ屋さんとして気になるのはこれからの働き方改革。4月を目途に週休2日、1日8時間、夏休み8日を実施するそうです。どうやって?と尋ねたら、増員もするけれどやれるとこまで自分がやる!との決意です。当たり前の早朝仕込を見直したり、効率化をしたり、仕事の仕方を変えていくことになるかも、と言います。しかし、オーナー南山さんはまだ30歳。大好きな子ども3人と遊ぶことを最優先に家族が一番、休日に仕事は一切入れないと話します。

 スイーツバルのきっかけは「おもしろいから」。菓子屋向けに本音を言えば少しでもケーキのロスが減るかなとの思いもあったとか。これからの目標は大きく、多店舗展開(すでに下関に花屋併設店をオープン)とケーキ屋以外の事業と、さらには海外進出。夢は口にすることと行動で叶う、南山さんと小山さんを見ていると本当にそう思います。小野田駅前20m先にはつねまつの店もあるけど(笑)補助金情報もあると困りごとは何でも聞いてね、と菓子屋の未来を描きにくいこの時代、心から応援したくなるそんなお2人のいるグランシャリオでした。

 山口県菓子工業組合専務理事・恒松恵子

グランシャリオ

住所:山陽小野田市日の出3―7―17
電話:0836―84―7117