島根県レポート

2018.12.18

色々な餡を手作業で

島根県菓子技術専門校

製餡の授業 島根県菓子技術専門校は5月より製餡の授業を行い、色々な餡を手作業で作ってきました。さらにその餡を使って和菓子を作る、実技コースが始まり、これまでに上用饅頭・利休饅頭・黄身時雨・葛桜・こなし等を実習してきました。技能検定2級の課題でもある、小麦粉饅頭・どら焼き・練切(菊)も授業に組み込まれております。特に練切に関しては、三角べらの使い方など懇切丁寧な指導をしています。常に実践的な授業と昔ながらの手法を大切にした授業の両方を取り入れる工夫をし、実技指導だけではなく、和菓子に関する歴史的な背景なども織り交ぜて授業を進めています。生徒も講師の話に熱心に耳を傾け、質問をしたり、個人的に指導をしてもらったりと楽しみながら、決められた時間を有効に使っているようです。来年2月の修了式には生徒全員の作品を展示して、授業で磨いた腕を披露します。どんなすばらしい作品が出来上がるか講師共々楽しみにしています。

 松平不昧公没後200年祭の行事も終盤に入りましたが、市内の菓子店からは記念の生菓子を各社が提供し、市民・観光客の方々に楽しんでもらったと思います。又、記念の大茶会では各流派が大小取り交ぜたお茶席を設け、観光客にも気軽に楽しんでいる様子が地方新聞にも幾度か掲載されておりました。「茶処菓子どころ松江」の名声がこれからも続くことを願って止みません。

 出雲では11月を「神在月」で迎えています。「神在餅」をふるまっている神社も幾つかあります。大昔からの風習の様で、これが上方へ伝播し「じんざい」が「ぜんざい」に変化したという民族学者の説もありますが、真相のほどは不明です。

 島根県菓子工業組合事務局・高島佐枝子