大分県レポート

2018.11.16

おおいた大茶会への参加

消費者が求めるものの変化

おおいた大茶会のロゴ 10月6日(土)から11月25日(日)にかけて大分県で開催されている第33回国民文化祭・おおいた2018、第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会のオープニングを記念して『歩行者天国イベント・記念アトラクション』が実施され、大分県菓子工業組合では実行委員会よりテントを一張り任され県銘菓等を販売した。

 国民文化祭は国民の文化活動への参加の機運を高め、新しい芸術文化の創造を促すことを目的として、昭和61年度から毎年、各都道府県で開催されている国内最大の文化の祭典で、全国障害者芸術・文化祭は障がい者の創造性を高め、社会参加を促進するとともに、国民及び県民に、障がいに対する理解と認識を深めていただくことを目的に、平成13年から毎年、全国持ち回りで開催されている国内最大の障がい者芸術・文化の祭典である。大分県ではこれらの祭典を「おおいた大茶会」と総称し県下18市町村で趣向を凝らした事業を実施しているが、ロゴマークを見ても茶会では御馴染みの野点傘が一際目立ち、茶会には欠かせない菓子は各所でおおいた大茶会に彩りを添えている

 まず皇太子ご夫婦が鑑賞したオープニングイベント前には会場内で大分銘菓を合計5、000個程配布し御来賓をはじめ招待客を大いにもてなした。屋外の歩行者天国イベントでもお茶席を用意し来場者を抹茶とお菓子でもてなしていた。スタンプラリーの景品でも当組合員の提供した菓子が多く使われており、現在も行われている各市町村の関連事業でも様々な形で菓子は茶と共に人々と関わり時にはバイプレーヤー的な存在となっている。

 このように大規模な祭典に良い形で関わっている菓子と当組合だが、冒頭にある肝心の銘菓販売と言うと想像していたより売れず出品に協力してくれた企業には申し訳ない結果となった。思ったほど売れなかった要因として開会前日まで九州を直撃すると予想されていた大型の台風25号の影響で期待していた県外からの来場者が少なかったようで、お土産用にと大分県銘菓を揃えた買台の前で地元の人はなかなか足を止めてくれないということが一つ考えられる。他にもテントの向かいに特設ステージがあり、ダンスや演奏や有名芸能人のインタビュー等、来場者の目がそちらに釘付けになっている時間が長いことも販売する側にはマイナス条件だったと思う。ただ、演奏中などは人の流れが止まり、声を出して邪魔をするわけにもいかないので我々もステージを見るしかなく、あまり商品は売れず不本意ではあったが、ヴァイオリニストの宮本笑里さん、バンドネオン奏者の小松亮太さん達の生演奏で「天空の城ラピュタ」の主題歌が聴けたことと、遠目にオープニングイベントの総合司会を務めた女優の賀来千香子さんを見れたことは良い思い出となった。

 これまでに様々なイベントで菓子の販売等を行っているが、今回の経験で内容や条件によって消費者の求めるものが大きく変わってくるということを再確認した。

 大分県菓子工業組合事務局長・早瀬大雄