島根県レポート

2018.09.20

不昧公二百年祭

フマイコウ菓子まつり 小学生オリジナル和菓子コンテスト

オリジナル和菓子コンテスト受賞作品 本年は大名茶人として名高い「松江藩主・松平不昧」公が没して二百年になります。不昧公はとりわけ茶の湯に造詣が深く、江戸時代後期を代表する大名茶人として大きな足跡を残しました。今秋、松江市では様々なイベントが予定されています。国宝・松江城の天守閣では夜景を楽しむ茶会、県立美術館では不昧公が愛蔵した名品の展示、日本三大茶会のひとつ「松江城大茶会」も開催されます。

 去る6月には、島根県内の和菓子店の若手経営者が中心となって企画したイベント「フマイコウ菓子まつり」が開催されました。このイベントの主旨は「松江が誇るお茶と和菓子の文化を次世代に伝える」ことです。松江市内の小学生にオリジナル和菓子のアイデアを募集したところ、158通もの応募がありました。厳正な審査の末、5作品を選考し5社の和菓子店で再現しました。透明な錦玉に金平糖を散して晴れの日の虹をイメージした作品、抹茶味の寒天を葉にして練切の花をのせた作品、練切を夜空に見立て金箔で星を、金団でお花畑を、七色の花をイメージした練切など、いずれも子供らしい色合い・モチーフ・発想の作品でした。イベント当日には、考案した子供達にお菓子に込めた思いを語ってもらい、和菓子職人の技術により再現されたオリジナル和菓子をプレゼントしました。子供達は目を輝かせながら嬉しそうに見つめていました。多くの家族連れの来場があり、工芸菓子の展示、和生菓子の実演販売、抹茶体験などで賑わいました。沢山の子供達の笑顔を見ることができた有意義なイベントでした。

 9月1日より松江市内の老舗和菓子屋7社が不昧公二百年祭にちなんで創作した「不昧菓(秋冬)」が発売される予定です。

 島根県菓子工業組合・高島佐枝子