千葉県菓子店

2018.08.20

成田 なごみの米屋總本店

厄よけ・招福を願い和菓子教室を開催

和菓子の日お菓子教室 和菓子の日を前に6月15日、成田市上町のなごみの米屋總本店で「和菓子の日 お菓子教室」を開催した。この菓子教室は、和菓子の日にちなんで、日本の伝統文化に親しみをもってもらおうと無料で企画された。

 この企画は平成24年に始まり、今年で6回目を数える、なごみの米屋の恒例行事となった。今年は90名の応募があり、抽選の結果、午前15名、午後15名が、菓子づくりの体験をした。当日は、黒糖を使う嘉祥(かじょう)まんじゅうと煉り切り製の上生菓子「薔薇」をつくった。講師は、なごみの米屋お菓子工房の職人山崎祐実さん(25)が務めた。冒頭山崎さんから、「和菓子の日」の6月16日に、疫病除けなどで菓子を供えたり、健康と招福を願い平安時代から江戸時代にかけて菓子を食べた風習を話した後、菓子づくりに入った。教室では、初めて和菓子づくりに挑戦する人も多く、職人の手さばきに緊張した面持ちで見入っていた参加者であったが、あらためて上手に餡を包むコツや見た目を上品にする生地への細工の施し方を伝授され、苦労しながらも2時間かけてまんじゅうと上生菓子を完成させた。最初の緊張感も時間が経つにつれ和やかな雰囲気になり最後の頃には、あちらこちらで参加者どうしが互いの作品を見ながら談笑する場面がみられた。

 菓子教室を終えて、参加者のひとりは「和菓子は好きでよく食べる。作るのは初めてだが、職人の手さばきがすばらしく、勉強になった。」と感想を述べ、「難しかったけれど自分の思う通りにできてうれしかった。家族と厄除け招福を願って食べたい。」と話していた。また、講師を務めた山崎祐実さんは、「日本文化の和菓子を身近に感じてもらえればうれしい」と今後の和菓子文化の普及に期待を寄せていた。

 千葉県菓子工業組合委・宮内智