島根県レポート

2018.06.19

目標は技能士2級

島根県菓子技術専門校

授業風景 今年も島根県菓子技術専門校の授業が始まりました。この学校は国の認定した訓練校であり、全国でも数少ない公立の和菓子の専門校です。10日の入校式後には、松江の老舗店の社長さんの和菓子について講座がありました。11日の授業では手亡豆を使い餡づくりをしました。すべて手作業での工程になり、茹でた豆を潰し水をかけながら皮を取り除き、昔ながらの木製の絞り器で水分を取る作業は珍しく生徒さんは興味深々でした。基礎コースでは練切餡・上用餡・黄味餡・金団餡など様々な餡を作ります。餡を作りながら、ゴルフボールを餡玉に見立てて包餡の時の餡玉を回す練習をします。外部講師の授業では「砂糖」の話、工場見学では全国でも数少ない機械での「寒梅粉」が出来るまでの工程の見学をしました。

 講師陣は6名(内材料屋2名)で、24年度より現役の講師を4名迎え授業内容を充実させました。講師の中には「選・和菓子職」の輝かしい称号を持つ者・各老舗の工場長が在籍しております。また講師陣も日々勉強をして、すばらしい技術をより多くの人に学んで頂ける様に頑張っております。学校の目標は技能士2級の実力を養うことと、技能開発コースでのより高度な技術を学ぶことです。現に基礎・実技コース出身の方が、習ったお菓子を早速店頭に並べ好評を得ているという話や、1年間熱心に技術を磨き現在は、和菓子屋にお勤めではないけど2級合格されたと聞きます。特筆すべきは学費の安さで、もともと組合運営で営利を目的にしていないからです。その上講師陣は使命感に燃えた講師なので、この運営が可能なのです。バリヤは低くされども理想は高い島根県菓子技術専門校に、是非一人でも多くの方が技術を磨く為に入校されることをお待ちしております。実技コースは7月から始まりますので、入校希望の方・詳しい内容をお知りになりたい方は連絡をお待ちしております。見学も受け付けております。

 ホームページに動画を掲載しておりますので下記のアドレス又は、島根県菓子工業組合でご覧ください。
http://www2.crosstalk.or.jp/cake/senmonko.html

 また、6月には不昧公没200年を迎えるにあたり「もしも自分が松江のお殿様だったら、どんな和菓子をみたいかコンテスト」を、行政と連携して松江市内の小学生を対象にして和菓子のデザインを募集したところ多数の応募がありました。和・洋菓子ともに宍道湖の夕日・しまねっこなど子供らしいお菓子のデザインがあり、選考委員も選ぶのが大変だったようです。6月16日・17日に優秀賞の発表があり限定200個の販売を予定しております。子供達にも和菓子の文化が少しずつ広まったようです。

 島根県菓子技術専門校事務局・高島佐枝子