北海道レポート

2018.04.19

北海道菓子会館修祓式

業界人集う場所としての役割果たす

北海道菓子会館 北海道菓子会館は昭和46年5月に竣工され昨年46年を迎えた一般財団法人北海道菓子協会(長沼昭夫理事長)が管理運営を行う3階建ての建物です。北海道菓子協会は昭和45年5月に北海道菓子業界の発展等を目的に財団(現在は一般財団法人)として認可された団体で初代理事長は第17回全国菓子大博覧会実行委員会会長を務めた古谷辰四郎氏です。昭和43年6月に札幌市大通公園で開催された第17回全国菓子大博覧会を契機に、財団法人北海道菓子協会が「北海道菓子業界の将来における発展を期し、従業員の教育訓練、新しい技術の開発その他関係業界との連絡調整を図りながら、研修の場として広く活用する目的」を達成するために北海道菓子会館を建設しました。北海道菓子センター、北海道菓子協会ビル、北海道菓子会館などの候補の中から会議により北海道菓子会館を正式名称に決めたそうです。

建設当時は周辺に高い建物もあまり無かったためとても目立つ白い建物だったと、当時を知る方に伺ったことがあります。会館完成後、1,2階は賃貸物件、3階は北海道菓子協会および北海道菓子工業組合を始めとする業界団体の事務所として使用されてきました。3階には事務室と会議室があり、会議室はお菓子の審査会、製菓技術講習会、研修会、総会を始め各種会議の会場として活用され、一時期は菓子職業訓練校の講義も行われていました。業界団体関係者の集う場所として長年その役割を果たしてきた同会館も年月の経過による建物の老朽化が進み、昨年夏には賃貸契約者が減少し、今後の維持運営が難しい状況が予想されること等を踏まえ、今年1月に(一財)北海道菓子協会の理事会、評議員会を経て解体処分が決定されました。

会館解体前に、これまで業界を見守っていただいたお礼と感謝の気持ちを伝える意味を込め、同会館の歴代理事長のご家族並びに北海道菓子協会、北海道菓子工業組合の三役参列のもと、弥彦神社の司祭により3月7日に修祓式が執り行われました。修祓式終了後は皆様で思い出話をされておりました。

北海道菓子会館に色々な思い出のある組合員の方もいらっしゃるかも知れません。北海道菓子協会事務所は移転し同会館は4月から解体され、跡地には秋にも保育園事業を行うビルが建設される予定です。長い間、北海道菓子会館の運営にご尽力、ご協力いただいた全ての皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 北海道菓子工業組合事務局長・渥美さよ子