宮崎県レポート

2018.03.19

お菓子のル・パン

大根ロール(でこんろーる)

ルパン店主 甲川さん 田野町は中心市街地から車で南西へ三十分 鰐塚山の麓にあります。田野町は干し大根(漬物)の生産日本一です。標高千百十八メートルの鰐塚山は鹿児島県の桜島より一メートル高い山で鰐塚おろしの風はとても冷たく、干し大根の乾燥に最も適しているのです。平成十八年に宮崎市との合併で宮崎・田野合併協議会が発足されまちづくり計画の一環として誕生したのがお菓子のル・パンさん考案「大根ロール」(でこんろーる)です。でこんろーるの(でこん)とは方言で大根のことです。

大根ロール さっそくお店に行ってきました。店内に入ると甘い香りがただよい、ちょうど小さなお子さん連れのお客様がお買い物中でした。木目の壁や陳列台がメルヘンチックでガラス張りの仕切りの奥に作業場が見え、忙しそうなスタッフの姿もみえます。お手頃価格のお惣菜パンやお菓子がたくさん並んでます。もちろんでこんロールもありました。食パンに関しましては焼き上がりの時刻の問い合わせもあるほど超人気です。

 でこんロールは、斬新な発想で、ケーキの中に大根の漬物が入っているのです。初めてその話をきいた時、口にいれるのを少し躊躇してしまいましたが、食べてみると以外に違和感なく、きめ細やかな生地にやさしく包まれています。漬物特有の匂いもなく、こりこりとした触感はそのまま存在してます。店主甲川さんにたずねたところ、べったら漬けはもともと匂いは少ないけど、さらに熱処理加工してるとのことでした。コーヒーや紅茶だけでなく、日本茶にもあいそうです。

 店主甲川さんは、もともと電気関係の仕事だったそうですが、市内の有名洋菓子店にての修行の後、奥様とふたりでお菓子のル・パンを開店されて、すでに三十一年。従業員も増え、今後もさらに特産物を使ったお菓子、パンを作り続けたいと熱く語られました。

 宮崎県菓子工業組合事務局・大西みつ子