栃木県レポート

2018.03.19

技能五輪の洋菓子部門で大活躍

社会人選手としては14年ぶり

 昨年11月に第55回技能五輪、第37回アビリンピック全国大会が栃木県で開催されました。これはものづくりの大切さが見直される中、次代を担う青年技能者を育成する目的で毎年開催されている大きな大会で、機械組み立てからレストランサービスまで様々な種目があり今大会では技能五輪、アビリンピック合わせて67種目で技を競いあいました。

 その「洋菓子部門」には全国から29名の選手が参加して宇都宮市の「国際テクニカル調理製菓専門学校」を舞台に11月25日(土)26日(日)の2日間熱戦が繰り広げられました。地元栃木県からは3名の選手が出場しました。この種目は「日光の四季」という課題の下で飴細工のピエスモンテ(工芸菓子)、マジパン細工(3種類×3体)、チョコレートを使ったアントルメ2台(味覚審査あり)の3種類の作品を7時間以内に作り上げるというハードなものです。華やかな作品で見る人に感動を与えられる夢のある種目ですが通常の仕事の中ではあまり使わない特殊な技術も含まれるため毎日の仕事に加えての長時間の練習が必要とされます。大会時23歳以下という年齢制限があるため、最近では専門学校生の参加がほとんどで社会人選手の出場自体が非常に少ないのが現状です。結果は2名が入賞(金賞&銅賞)、1名は作品は素晴らしかったものの惜しくも入賞を逃すというもので全体として見事なパフォーマンスを見せてくれました。これは地元開催のこの大会を盛り上げようという栃木県の要請を受けて2年前から栃木県洋菓子協会の指導協力の下、団結して練習に励んできた賜物だと思います。選手の皆さん、お疲れさまでした。今後の人生におおいに役立つ貴重な経験が出来たでしょう。そして最後になりましたが大会関係者の皆様、応援してくださった皆様に感謝申し上げます。

 栃木県菓子工業組合宇都宮支部・田中文博