神奈川県菓子店

2018.01.19

梅の香りに誘われて大倉山散策

創業七十年 大倉山青柳

神奈川県繁盛店シリーズ②

きなチョコだんご 今回、ご紹介する繁盛店は、横浜市港北区東急東横線大倉山駅前で、創業七十年和菓子一筋の「大倉山青柳」です。駅前と立地条件もよく、絶え間なくお客様が来店する間違いのない地域一番店。ご主人の田辺太一さんは組合の理事を永く務め、地域だけではなく、広く県内の重鎮として活躍されています。職人として和菓子の基本を守りながら、常に新しい物に取り組んでいきたいと話し、この常に新しいものに挑戦する気持ちが、横浜市のガチうまチョコスイーツNO・1決定戦で見事金賞に輝いた新名物を作られたのでしょう。

 きな+チョコ+だんごで「きなチョコだんご」

大倉山青柳 甘味上品、和と洋のいいとこどり。チョコをあんこに煉り込んで刻んだアーモンドも加えて求肥で包む。仕上げは国産大豆の黒寿きな粉をまぶす。そしてだんごを二つ串で刺す。三年かけて完成したとの事。頭が下がる思いです。このあたりは、駅から北側に登る大倉山公園に、プレヘレニック(旧ギリシャ)様式の大倉山記念館があり、ギリシャ神殿風の白亜の建物は、この地域のシンボルで、平成三年に横浜市指定有形文化財に指定され、映画やテレビのロケ地としても数多く活用されています。隣接する梅林には三十二種類約二百本の梅の木が毎年一月から三月にかけて、早咲き→中咲き→遅咲きと順番に開花していきます。その梅をイメージしてのお店の看板商品『大倉山の梅最中』は三種類で、白梅は栗を白餡と煉り上げ、紅梅は白餡と梅肉を煉り上げ、寒梅は大納言小豆を堪能。それぞれ特徴があり、野山を手書きしたかけ紙で、風情を漂わせています。お店の二階三階を工場として、息子さんお二人と、手作りの心を大切に、季節限定生菓子・創作和菓子など数多くの種類が店内せましと並べられており、今日も地域一番店として繁盛しています。

 神奈川県菓子工業組合事務局・神原裕美子