島根県レポート

2017.11.20

マイスター派遣

県下の子供たちに実技指導

小学校で実技指導 島根県菓子工業組合の年間事業の一つとしてマイスター派遣を開始して3年目になります。和菓子・洋菓子のマイスター11名が登録しています。対象は小・中・高校です。島根県は東西長い県なので、マイスターの方々は西へ東へと大忙しです。年々、先生の異動により新しい赴任先で要請され又、PTA活動でも口コミ等で派遣要請が多くなり、今年は11月現在11校の申し込みがあり、来年の1月・2月も申し込みがあります。

 参加者は職人の方が実際毎日使う道具を見たり、実際に手にする機会が無いので、最初は戸惑っているようですが、作っているうちに講師の話を真剣に聞いて、初めて手にする道具で器用に作業をしています。親子活動で90名の参加があったり・食文化コースの高校生が将来の仕事としての実技指導・文化祭に出店する為の商品開発や松江のお菓子を知る勉強の一環としての授業など、目的は様々ですがマイスターの人数が少ない為に皆さんは日々大忙しです。お菓子の作り方だけではなく、特に高校での授業では、将来の職業として物づくりという選択肢があるというような話をして大変喜ばれています。職人の方々はマイスター派遣以外にも一般の菓子づくり・菓子技術専門と掛け持ちでお願いしている状態です。

 ある学校では生徒達に好評だったのでマイスター制度を使わない指導要請があるようです。将来職人を目指している生徒もいるので、指導するにあたりマイスターの方々もお菓子の原材料勉強やお菓子が日本に伝来してきて、今の様な形のお菓子になった歴史の勉強をしています。また、事前に生徒からの質問のなかに何故菓子職人になったのかというのが多いので、自分の経験談の話をしたりしています。指導をするにあたり生徒の要望とか年齢にあったお菓子の研究をしています。授業を通して和・洋菓子に興味を持ってもらえると良いと思います。

 島根県菓子工業組合事務局・高島佐枝子