鳥取県レポート

2017.08.17

四大事業を一日で

創立50周年を祝う

橘花栄光賞の伝達 7月5日はとても忙しい一日だった。鳥取県菓子工業組合創立50周年に合わせて、全菓連中四国ブロック会議と、青年部中四国ブロック大会、そして鳥取県菓子工業組合の三代目理事長で全菓連監事だった藤縄幸孝さんに対する橘花栄光賞の伝達も行われたからである。

 同日の記念講演では、鳥取県の平井伸治知事にご登壇いただいた。テーマは「ゼロから生み出す広報戦略」。平井知事は、お金を使わずに60万人集めた事例として「鳥取・世界おもちゃ博覧会」の紹介をされている。

「ふるさと」踊りながら合唱 平成元年に全国38市が100周年を迎え、そのうちの15市が博覧会を開催した。そのなかでも「鳥取・世界おもちゃ博」は、日本一と評された。これは同博覧会の実行委員長を務めた私の自画自賛ではない。NHK・BSの番組や『日経イベント』誌がそのように報じたのである。数百億を投じた横浜や名古屋の博覧会に比べて、ものすごく少ない費用で、目標の二倍の60万人を集めアンケートでは92%の人から「良い」という評価を得たのである。

 平井知事がこの博覧会を冒頭にもってこられたことは、私への配慮であったのかもしれない。知事のお話はユーモラスでありながら含蓄に富んでいる。そして聴衆や主催者への配慮もまた、模範とすべきものが多く含まれていると感じた。

 祝賀懇親会では全菓連の齊藤理事長からお祝いのお言葉をいただいた。このお話もまた大変に面白く、鳥取県の組合員すら知らないエピソードまでが披露され、自信と誇りにつながった。

 乾杯の音頭は乾杯条例を制定した鳥取市の羽場副市長。すぐれた酒米(酒造好適米)の先祖として知られる「雄町」(おまち)は鳥取県大山町で発見された。酒米のルーツは鳥取県であることから乾杯条例を制定していただいた際にご尽力いただいたのが羽場副市長である。副市長は「私も世界おもちゃ博覧会では赤シャツを着て駐車場係をしていました」と話しておられた。若い市職員だった氏が、いまは副市長。30年近い歳月の重さを感じさせられた。

 懇親会の締めくくりは、青年部記念合唱団による「ふるさと」。鳥取市出身の岡野貞一が作曲したこの名曲を踊りながら合唱した。ちなみに、いまや鳥取市の観光名所の一つとなっている童謡と唱歌と、おもちゃの「わらべ館」は「世界おもちゃ博」でえられた3億円の収益を基金にして造られたものである。

 7月5日は大変楽しく充実した一日となった。齊藤理事長、山本専務、ご来臨を賜りまことにありがとうございます。そして藤縄様、本業界に対する長年のご貢献に対して、心より御礼申し上げます。今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 鳥取県菓子工業組合理事長・小谷寛