秋田県菓子店

2017.07.18

わかさ菓子店

地域に根差した和菓子屋を目指して

がんじき 当店は、秋田県南部の湯沢市にあり、戦後に祖父が開業し約70年になります。

当店では、この湯沢地域に昔からのある郷土菓子「がんじき」、約40年前から造り始め、人気商品でもある「ポテト饅頭」をメインに製造販売しております。

「がんじき」とは満月の夜に雁が‟ふわふわ”と飛んでいる姿をイメージした蒸し菓子です。卵、砂糖、小麦粉、餡、等を使用しており、祖父の代では小豆、卵、醤油の三種類の味で始まり、現在では抹茶、黒糖の味も増えて地域の皆様に喜ばれております。

「ポテト饅頭」とは、ポテト=じゃがいもではなく薩摩芋を使用した田舎饅頭です。お盆期間やお彼岸のとき帰郷されたお客様に〝郷土の味〟がしたと親しまれております。

ポテト饅頭 また、地元湯沢は山間部と平野がありいろいろな農産物や果樹が豊富にとれます。米、小豆、黒豆、さくらんぼ、りんご、ぶどう等がとれ、今は、公共機関や農業協同組合、商工会議所と連携して商品の開発、販売もしております。古くから秋田県に伝わる在来種である「五葉豆」と地元産の小豆、もち米、を使った「黒豆大福」。山間部では山ぶどうが採れ、餅生地と餡に山ぶどうを使用した「山ぶどう大福」、餡に山ぶどうを使用した焼き菓子「深山の恵」などを造りました。地域の人々との交流を大切にし、地元ならではの付加価値のある商品でお客様に喜んでもらっています。

そして、最近では茶席菓子に注目してもらい、県南地域のいろいろな若手職人が集まるイベントに参加させて頂く事が出来る様になりました。イベントでは、四季の上生菓子を選んでもらい、その場で実演販売をします。目の前で仕上げられる色とりどりのお菓子でお抹茶を頂いてもらう事で「和菓子をより身近に感じる」という子供たちや若い年齢の人の声もありました。お客様や他の職人との交流により今までには無い和菓子も誕生しつつあります。

当店は地域のお客様に支えられて長年営業させて頂きました。地域の食文化を大切にしつつ和菓子を通じて地域のお客様や生産者の皆さんに喜んでもらえるお店を目指しております。

 秋田県菓子工業組合・わかさ菓子店・若狭誠一朗