宮崎県菓子店

2017.07.18

観光庁長官賞受賞 いなはる菓子司

最終便を待つ中部国際空港で一本の電話

日向夏パウンドケーキ 第二十七回全国菓子大博覧会・三重での一般菓子審査機関賞に一品選ばれたとの吉報でした。不慣れな土地での作業を終え、お土産が重く感じられていた私たちに笑顔が戻りました。今までと異なる審査ということで特別な思い、そして嬉しさがあります。さぞかし伊勢の神様は大忙しだった事でしょう。

観光庁長官賞に選ばれた(資)いなはる菓子司は昭和二十三年カステラのお店として開業され、昨年、三代目の稲垣雄一様により日向夏パウンドケーキが完成しました。そもそも五年前「みやざきテゲウマスイーツ」プロジェクトでのみやざき菓子考案で誕生した日向夏パウンドをアレンジしたものです。みやざきテゲウマスイーツは、他にもマンゴー、サツマイモ、米粉、冷汁の味噌とありますが日向夏を使ったお菓子が大半でした。

稲垣雄一様 日向夏は江戸時代の文政年間、宮崎市の庭先で育っているのを偶然発見されて広まった生粋の宮崎生まれのフルーツで、生産量も日本一。ビタミンCが豊富で内皮には食物繊維が含まれており美容と健康にも良いと言われてます。皮を煮込む際苦みを軽減させるのが一番の難関だったそうですがシロップ煮の後、細かく刻んで練りこみ焼成。日向夏の黄色がまずアクセントとなり、食した瞬間香りが口の中に広がって程よい甘さでしっとり感のあるケーキとなっています。

三代目は横浜、広島で修行されたことがあり気は優しくて力持ちという言葉が当てはまりそうな温和な雰囲気の方です。こだわりをうかがったところ、「基本に忠実にを大事にしている」との事でした。どの分野においても慣れてしまうと忘れてしまいがちなことだと思います。

今後も色んな食材でのオリジナル菓子が開発され多くの方にご賞味いただき地場商品の需要、販路拡大につながることを願います。観光庁長官賞受賞おめでとうございます。

 宮崎県菓子工業組合事務局・大西みつ子