兵庫県レポート

2017.06.19

次に繋がる菓子文化の街道を

全国菓子大博覧会を終えて

全国お菓子であい館 第27回全国菓子大博覧会・三重(お伊勢さん菓子博2017)が、盛況の内に24日間の開催を無事に終えられました。三重県菓子工業組合と、博覧会実行委員会の皆さまに心からの感謝と敬意を申し上げます。

 第25回姫路博の際に、関わりを持たせて頂き、事務局の一員として企画運営、そして纏め迄の4年半を担当させて頂いた事が、つい昨日のように思い出されます。

 各都道府県組合の特徴溢れる美味しい菓子の並ぶ「全国お菓子であい館」において、兵庫県は今年開港150年を迎えた神戸港を起因とする阪神地域や、世界遺産の国宝姫路城をはじめとする城下町の伝統の和洋菓子、そして兵庫の恵み多き農産物を産する日本海側から淡路までの旧五国の菓子を、茶色を基本色にした構成で展示展開致しました。全国の様々な優れた菓子とともに、ご来場のお客様方に兵庫県の菓子をご覧頂けたものと思います。

 お客様にとって全国の菓子が集う展示で、ご自身の出身地やお住みの地域の菓子を見つけられた時は大きな喜びです。ご年配のお客様から昔召し上がられた菓子の思い出話を聞かせて頂けたりも致しました。嬉しい時や悲しい時、その時々に召し上がられた菓子の思い出や感動は、いつまでもお客様の心に残るものだと再認識させて頂きました。

 今回の素晴らしいメイン展示で拝見した伊勢神宮へ各地から集まる街道毎の餅街道の様に、様々な道が存在しています。兵庫県でもご紹介させて頂きました、古事記や日本書紀にも登場する菓子の祖と言われる「橘」や菓祖神「田道間守」に関する展示が今回鳥羽の皆さまのお力で実現されました。これは今話題の「橘街道」に関する展示ですが、こうした菓子における歴史や物語そして浪漫は、お客様への働きかけにおいても大切な要素となっていくものと思います。

 次の使命は、私達全国の菓子業界が一層協力して、次回第28回目の全国菓子大博覧会の開催に繋がる、菓子文化の街道を作って行きたいと思います。

 兵庫県菓子工業組合理事長補佐・日崎隆広