長野県レポート

2017.05.22

お菓子専用そば畑誕生!

地元素材を生かしたお菓子作り

お菓子専用そば畑 長野県松本菓子組合では、地元の農産物、特産品をお菓子作りに生かし、開発する取り組みを行っています。

 松本菓子組合などで構成される「松本スイーツ開発・普及事業実行委員会」では、スイーツの街松本を目指し、松本の名物となるようなお菓子を開発、普及させることを目的に一般公募のコンテスト等を開催していますが、地元農産物、特産品でのお菓子開発はその活動の一環です。

菓子店有志が種まき まず、信州松本といえば、何といってもそば。一昨年度から始まった松本スイーツコンテストでも、そば粉を使ったお菓子が多数出品され、いくつもの「松本スイーツ」が誕生しました。地元らしいお菓子の素材として最も注目したいものの一つであるそば粉の、安定供給を図りたい。信州産は当然のこととして、できることなら純松本産そば粉で作りたい。そんな思いから、地元農家の協力を得て松本市四賀の畑をお菓子専用そば畑とさせて頂くこととなりました。そば農地の協力は、松本市内の株式会社かまくらやさん。「ただ農業生産をするだけでなく、農産物を通じて地域のつながりや活性化を図ることを意識している」とおっしゃいます。昨年夏、組合員の菓子店有志が、その畑で自ら種まきをしました。収穫、製粉は、かまくらやさんにお願いし、製品となったそば粉を各菓子店の商品作りに使用しました。製造したそばスイーツは、自店販売はもちろん、松本そば祭りの露店でも販売しました。

 今年度はさらに、そばに加え、信州味噌、松本一本ねぎ、地酒を原材料としたお菓子作りに取り組んでいきます。まず企画しているのは、それら生産者と菓子店とのビジネス交流会。生産者の声を聞いたり、逆に農産物を使ったお菓子の試食をしてもらったりし、交流を図る計画です。その後、素材ごとの部会を作り、年間を通じてその素材を使った新たなお菓子作りの研究・開発を行います。

 今後とも松本らしいお菓子の創造、普及、そして「スイーツの街松本」となるよう、事業を推進していく所存です。

 長野県菓子工業組合専務理事・松本菓子組合組合長・廣田謙一