栃木県レポート

2017.05.22

ショッピングセンターで技能五輪の公開練習会を開催

飴細工のピエスモンテ 栃木県宇都宮市陽東6丁目の大型商業施設「ベルモール」の特設ステージを会場に、とちぎ技能五輪「洋菓子部門」に出場が予定される候補選手3名がそれぞれ飴細工のピエスモンテを作り上げた。

技能五輪の公開練習会 これは今年11月に栃木県で開催される「とちぎ技能五輪、アビリンピック全国大会」に向けて、一般の人への周知と候補選手が人前でもあがらずに作業が出来るようにする為にと栃木県が企画したもの。当日は朝から県内の左官、理容、電子機器組み立て、抜き型、製品パッキング、表計算等の候補選手が集い、ともに見事な技を披露した。

 ご存じの方も多いと思うが「技能五輪、洋菓子」は通常、飴細工のピエスモンテ、マジパン細工、アントルメ(味覚審査あり)の3種目の課題を朝9時から夕方5時までの7時間で作り上げるという競技。時間との闘いの中で完成度を競う。華やかな作品で見る人の夢を膨らませるが日常の仕事の中ではあまり携わることのない高度な技が要求される。さらに「技能五輪、アビリンピック」は大会時に23歳以下という年齢制限があるため洋菓子部門は専門学校生の出場がほとんどで過去に栃木県からは出場していない。しかし今年11月の栃木県開催が決まり、2年前から選手の育成に乗り出した。この公開練習会に参加した栃木県の候補選手3名はいずれも社会人で通常の仕事を終えてからが練習時間。3人は地元宇都宮市にある同じIFC製菓専門学校の卒業生で先輩後輩になるが職場は別々。それでも同じ指導者の元、互いにSNS等で連絡をとり合い励まし合いながら練習に取り組んできた。

 この公開練習会では仲の良いところを見せながらも練習してきた技を披露しあい、大会本番へのモチベーションも大いにあがった様子であった。本番まであと6か月あまり、毎日の練習にますます熱が入ると思われる。選手の活躍が期待される。

 栃木県菓子工業組合宇都宮支部・田中文博