高知県レポート

2017.05.22

新たな土産物となる加工菓子の開発

高知市産柑橘類を使った菓子の開発 昨年11月に、高知市雇用創出促進協議会が「新たな土産物となる加工商品の開発」に取り組まれることとなり、協力事業所の募集案内がありました。高知県菓子工業組合はその中のテーマで「高知市産柑橘類を使った菓子の開発」に興味を持ち、協力できれば…との話となりました。そして、高知市内中心の各組合員(企業)に文章で案内を出して開発に協力いただける業者を募ったところ、4企業が参加表明となり、12月頃からその方々が試作品作りを開始。柑橘類の青切りみかん・土佐文旦の2種類(要請された食材)で「‟こりゃあ美味い!”高知」と題した課題に取り組み、特色を活かした菓子の加工商品にチャレンジしていただきました。

 そして、今年1月22日(日)に試作品14品を持ち寄り、選考会を開催。土産品菓子と成りうるか、方向性、味の状態(甘味・酸味・苦味)、量、歩留まり等を検討しました。ただ、我々プロの菓子屋の眼だけでは万全ではなく、観光客向けの開発であるため、高知市職員や一般の消費者、また観光業に携わる関係者の方々の意見を参考にするべく、公開セミナーを3月に実施。その選定の結果、2品に絞込みがなされ、この菓子の長所短所や味等に関してのアンケート集計を行いました。商品となる菓子のコンセプトは‟シンプルにおいしく”‟安心できる作り方”‟素材の美味さが活かされているか” ‟高知らしさのイメージに合っているか(素朴さ・豪快さ)”等求められつつ、今現在は菓子としては最終段階まで進んでいます。

 これから先の工程としましては平成29年11月頃までに商品化されるよう、その2品についてパッケージのデザインや菌検査の実施、販売価格の試算等これからの課題に取り組んでいるところでございます。今後、平成30年3月までに完全商品化され市場で販売されるよう、進めていきたいと励んでおります。

 また、今年3月から高知県では「志国高知幕末維新博」と題し、2年間に亘り高知市を中心に各市町村でイベントが開催されております。ちなみに、平成29年は大政奉還150年、平成30年は明治維新150年の年にあたります。ご覧いただきたいところが沢山ございますので、是非高知へお越しいただきたいと思います。

 高知県菓子工業組合事務局長・森下広和