岡山県菓子店

2017.01.19

御菓子處 華宵庵

平成28年10月に新店舗オープン

三代目宮内孝和氏 創業1945年創業者宮内薫氏にて和菓子屋を開業、1965年に岡山製菓株式会社を設立。二代目宮内良和氏の代になると本社・今在家工場に華宵庵を開店、『名物わらびあん』を考案する、店の看板商品となる。2号店けやき通り店、3号店しみず店を開業。2014年現在の三代目宮内孝和氏が社長に就任する。好景気時代の先代(父親)から平成不況といわれる時代にコンビニ、大手ショッピングセンターの進出は誰もが脅威と感じる今日、新店舗を構えた三代目にお話を伺ってみた。

 新店舗は老朽化して立替を考えていたところ丁度新しい道が整備され大通りに面する立地が確保されたのでタイミングが良かった。駐車場も完備、新店舗はガラス張りでお客さんが入りやすいようにデザイン、ちょっと入ってみようかと感じる店づくりを心がけた。資金は、産業振興財団や商工会連合会など相談できるところに支援を求め、力になってくれる担当者が寄り添ってくれた。

華宵庵 店内 経営方針は、早朝より生菓子を作り続けているが、それでは売上は上がらない。焼き菓子を中心にした1000円~2000円のギフトに力を入れている、売れ筋のターゲットは30~40才代に絞り女性の要望に答えることで売上を上げている。常連のお客様にまた足を運んでもらえるように、季節ごと新商品がないといけない。和菓子屋だってハロウィンもクリスマスも上生菓子やラッピングの工夫などで出来る。

 看板商品の「わらびあん」は毎朝手作りで水々しく、こだわりの深煎り黒須きな粉と京都から取り寄せた抹茶を独自にブレンドした2種を提供している。守り続けるものは守る、同時に新しいこともやらなければ生き残れないと思う。

 家族経営は問題ないのか聞くと、自分が忙しくてカリカリする時、両親が支えてくれ、弟が気配りしてくれるから丁度いいそうだ。家族にはしんどい思いもさせていると思う、でも、新卒求人にうちで働きたいと学生から選んで来てくれるような店作りが出来ていることがうれしいと語る。兄弟夫婦が頑張る店はモダンで懐かしいお店です。

 岡山県菓子工業組合事務局・萱野美香