静岡県レポート

2016.12.21

「共存共栄」

製菓講習会会場について

実技を受ける受講生 恒例の当県菓子工組合の製菓講習会が、去る8月29日(月)にテレビチャンピオンとしてもご存知の有限会社菓匠白妙代表取締役・高橋弘光氏を講師にお迎えして開催されました。今回は講習品目を事前に希望を募集して行いましたので非常に有意義な講習会となりました。ところで他県の皆様は講習会の会場はどのような所で行っているのでしょうか。

 静岡県は、東海道新幹線の駅が六つもある東西に長い地域であり、東中西と三ブロックで組合を構成しています。講習会場も当然、各ブロック毎の会場を用意します。今回は講師の都合などもあって一ヵ所になり距離や時間の関係でどうしても遠方の方の参加者が限定されてしまいましたが、平素は三会場に分かれて行われるので、県内くまなく参加者を募ることができます。大変恵まれた私達静岡県の講習会場の現状を御紹介したいと思います。

静岡通商本社社屋 静岡県には県下を網羅し製菓、製パンの原材料を扱う「静岡通商株式会社」(以下通商)があります。通商様には中部ブロックに静岡本社、東部ブロックに沼津支社、西部ブロックには浜松支社と組合と同様に三地区に本支社があり、それぞれに社屋内に顧客用の研修室が用意されています。特殊な機器類さえ主催者が準備すれば一通りの講習が出来るように整っています。駐車場に若干の問題がありますが空調も整っていて快適に学習できます。会場は別々でも一つの会社の研修室ですから施設は同様であり公平な条件で受講ができます。

 日時や講師、講習内容、人員など関係なく空いていればいつでも借用できます。不足な材料が出ても大方、現場で調達できます。勿論、使用料もありません。こうした何の問題も無く直ぐに会場が確保できるのは企業さんが頑張ってくれている結果であり私達は感謝の気持ちを忘れてはなりません。原材料の流通も通販やネット等幅広く複雑になっていますが、やはり地元の問屋さんに勝るものはありません。

 通商様は昭和26年設立され県下一円に製菓・製パンの原材料の販売を行っており組合としても早くからお世話になっています。以前は他の原料問屋さんにも研修室が設けられている所もありましたが現在は通商様だけとなりました。通商の山本俊雄社長も「組合でも、少人数のグループやお客様の菓子教室など何時でも気軽に自由に使って下さい」と皆さんの活用を待っています。

 このような場所が身近にあると言う事は大変ありがたい事で末永く存続して貰うために通商様にはますます元気でいてもらわなければなりません。それにはお互いが一層「共存共栄」の精神で頑張ることが大切ではないでしょうか。

 静岡県菓子工業組合副理事長・森田紀