和歌山県菓子店

2016.11.21

紀州銘菓吉宗ポテト 人気上昇

将軍就任300年で脚光

サツマイモ160円、紫イモ170円、詰め合わせもある 紀州藩主だった吉宗が八代将軍に就任して300年を迎える今年、㈲マニエールが22年前から販売する「吉宗ポテト」が一躍脚光を浴びている。

 辻岡秀浩社長と辻岡成晃専務が和歌山市に観光銘菓が少ないので名物になるお菓子を作ろうと新製品の開発に着手。

 吉宗は江戸時代の中期、蘭学者青木昆陽の勧めで栄養価の高い甘藷(サツマイモ)を栽培。飢饉から人々を救ったことにちなみ、その功績を広く伝えようと、サツマイモを使ったお菓子を思いついた。材料に繊維質の多い希少品種「高系13号」や糖度が低いラクチトールなどを使用。焼き芋のような「ほくほく感」がある。

 焼き芋をペーストにし、卵やバターに空気を含ませて攪拌していく行程の混ざり具合の見極めが難しく「カップケーキでの焼成に於いて焼き上がりが上手く行かず数多く失敗をしたと」辻岡専務の話

 今では「紫いも」と2種類販売をしている。

 平成6年第22回全国菓子大博覧会大臣栄誉賞を受賞した。翌年NHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」で人気に火が付いた。製造が間に合わないほど追われたが、その後売れ行きが落ち着いてきたが、今年に入り手土産などとして再び好調。

 和歌山県菓子工業組合事務局長・高橋義明