岐阜県菓子店

2016.10.17

初心を忘れず前向きに!

養老軒

養老軒本店 私は、岐阜県で養老軒という和菓子店を経営しています。

 私はサラリーマンの家庭で育ち、19歳の時に主人と結婚して現在に至っております。主人は今、岐阜県菓子工業組合の理事長として、少しでもお世話になってきた組合に恩返し出来る様、日々奮闘しております。

 サラリーマンの家庭で育った私にとって、商売という世界は本当に魅力的で、すぐに夢中になりました。

 今でこそ、あまり現場には入りませんが、当時は見よう見まねでお菓子を作り、自分で販売して売上を作るという、何ともシンプルでやりがいのある商売が大好きになりました。それは、33年経った今も何も変わっていません。

 もともと素人の私は、和菓子は美味しいけれど、毎日のおやつには買えないなって感じていました。

 じゃあ毎日でも食べたいお菓子って何だろう…と、自分が食べたいお菓子を自由に発想し、主人が試作しては二人で悩む日々。

 そんな中で、現在も当社の看板商品である、ふるーつ大福が誕生しました。

8面岐阜② ふるーつ大福は1993年より販売していますが、当社の看板商品として、今では売り上げの60パーセントを占めています。

 当時は主人と2人きりでしたが、ふるーつ大福が看板商品となり、今では55人の従業員が支えてくれる会社に成長することができました。

 自身(会社)で美味しい商品を作って自身(会社)で売る…。

 商品を作ることも、価格も、販売形態もすべて自由で本当にシンプルな事。

 だからこそ難しくて、答えがないから、何歳になっても夢中になれるのだと思っています。これまで多くの困難があり、お金が無くなって途方に暮れたこともありました。それでも、ただひたすらお客様を笑顔に出来る商品を考え、作り、販売を続けることができたのは、主人の炊く餡のおかげです。

 肝心要の美味しい餡がなければ、どんなに発想が良くても、お客様の心には響かないと思っています。

 私にとって仕事は、人生を豊かにしてくれる大切な相棒です。

 そしてその相棒に、恩返しをしていくことが、私の人生だと思っています。

 これからも初心を忘れず、仕事と人生、一生懸命正直に向き合っていきたいと思っています。

 有限会社養老軒代表取締役・渡辺幸子