山口県レポート

2016.09.16

もち米の供給契約を締結

県産原料の安定供給へ

現地で生育状況を見学しながら生産者と情報交換 梅雨明けの日差しが眩しい中、山陽小野田市南高泊農業会館にて山口県菓子工業組合は山口宇部農業協同組合(JA山口宇部)ともち米の供給契約を締結しました。この契約栽培は、安定した価格で組合員に安全な山口県産の原料を確保しようと平成14年から始まり14年目を迎えます。契約栽培としては全国で先駆的な事業で、山口県においては最も収益性があり、事務局の仕事の中でもち米に係る事務作業は大きなウエイトを占めるものであります。

 今年度は1430俵を、ミヤタマモチ6900円/30‌kg(価格)31‌ha(栽培面積)、ヒヨクモチ7350円/30‌kg、4・8‌haで契約しました(別途組合手数料・消費税・運賃)。前年比の俵数は大幅減となりましたが、栽培面積については台風などのリスクに備えて大きく取られています。この日行われた調印式には山陽小野田市を仲介役に、農協関係者、生産代表者、山口県菓子組合執行部ともち米委員会が出席しました。

調印式 福江農協組合長は「今年は順調に生育している。台風には当地を避けてもらってお互いに協力しながら供給契約を続けていきたい」と挨拶されました。県菓子組合小熊坂孝司理事長は「毎年良質なもち米を安定供給してもらっていることに感謝している。今後もよいもち米を生産していただき、我々が加工したおいしいお菓子で消費者に喜んでもらいたい」と述べ、生産者の紹介と事務局である農協の担当者の経過報告、市のお礼の言葉で調印式を締めくくりました。

 その後、農政事務所の担当者からもち米の稲穂のつくりや生育過程など現地で株を見ながら説明を受け、生産者代表と生育状況を見学しながら情報交換をして滞りなく終了しました。瀬戸内海に面した干拓は台風の通過接近は稀な地域でありますが、病害虫などの万一に備えて菓子組合の契約数量を確保するため栽培面積を広げるなど危機管理も十分にされています。

 14年を経て餅菓子や農業を取り巻く環境が大きく変わりました。餅菓子の消費衰退には組合で啓発事業を行います。もち米生産者には後継者もいます。組合員の皆様には、安心して山口県産の利用をお願いいたします。

 山口県菓子工業組合専務理事・恒松恵子