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海外の修学旅行生が和菓子作り体験

和菓子作り体験で国際文化交流 千葉県商工労働部観光誘致促進課より、当県菓子工業組合に海外の高校生が日本への修学旅行の折、日本の様々な伝統文化を学びたいと、要望の中で和菓子作り体験を受け入れてほしいとの要望があった。

 修学旅行生は台湾・マレーシア・タイで、一回の生徒数30人位、来県する高校数、春・秋、各15校、体験希望校25校、既に成田市米屋㈱・木更津市㈱梅月庭・匝瑳市㈲鶴泉堂など各社が受け入れ、実施している。三社だけでは限りがあり体験できない学校が生じる。なんとか希望を叶えてあげたいと県庁からの要請、秋の修学旅行生を受け入れる予定で、傘下である千葉県菓子職業訓練校が計画に入っている。

 2月20日千葉県立木更津高校を会場にマレーシアから30人の高校生が来日し交流会が開催された。日本の雰囲気を味わってもらおうと、お琴の演奏で歓迎、書道・平仮名文字・日本映画などで交流が始まった。

 ㈱梅月庭大澤広久社長の担当は家庭科で、マレーシア高校生と木更津高校生が混ざり和菓子作りの体験学習を行った。原材料や作り方の講義は片言の英語で英語の先生にも協力いただき和菓子の歴史や文化を、㈱梅月庭に長年勤めているインドネシア人に、マレー語に翻訳してもらい縄文時代、弥生時代・南蛮菓子などの講義を興味をもって聞き入っていた。

 若者同志が談笑しながら共同作業の和菓子作り、小さな国際交流であった。

 匝瑳市は平成25年から台湾の修学旅行生のホームステイ受け入れを実施している。当初は市の特産品植木作り体験のみであったが、広く日本文化の体験をしてもらおうと和菓子作り体験を㈲鶴泉堂大川功修社長に依頼され今回で3回目である。和菓子作り体験講師として心がけていることは、

(一)日本の食材に触れられ

(二)繊細な甘味を味わえ

(三)形を整える面白さが解るモノとする。

 「見て、触れて、味わって」の体験が、日本の思い出になればと心がけている。

 米屋㈱では5月24日台湾からの高校生17名を受け入れ、総本店に来店し、店内と成田羊羹資料館を見学、お菓子教室で上生菓子作りの体験をした。見本と同じく作り上げようと取り組む姿や、学びの姿勢がとても印象的であったと担当者が語る。

 台湾からの企業研修として毎回協力したことで、学校長より感謝状が授与され、今後とも国際文化交流には、成田市にある当社にとって重要なことと思っていますと諸岡良和社長の弁。

 千葉県菓子工業組合相談役・森浩

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