広島県レポート

2015.12.17

中部・近畿研修旅行

工場店舗見学、講習会 充実の三日間

集合写真 広島県菓子工業組合青年部恒例、年一回の研修旅行を、去る10月8日~10日の日程で実施しました。今回は愛知~三重~大阪をまわり、工場や店舗を見学させていただきました。

 初日は広島駅と福山駅から新幹線に乗り合わせ、一路名古屋を目指します。午前中は〈両口屋是清〉様の工場を見学させていただいたのち、午後から愛知菓子会館に移動して菓子作り講習会を実施しました。

 増田製粉株式会社、伊那食品工業株式会社各社のご協力ご協賛を賜り、三重県四日市の老舗〈異色ある和洋菓子 富寿家〉様の早川賢氏、同じく〈夢菓子工房ことよ〉様の岡本伸治氏を講師にお迎えしました。

 品目はレモンのマドレーヌ、サツマイモあんのシナモン饅頭、もちもち生地のどら焼きのほか、変わり種としてうなぎの蒲焼きとデミグラスハンバーグそっくりの生菓子、計5種類です。

 うなぎの蒲焼は、伊勢芋と米粉の薯蕷生地でこしあんを包んで蒸し、コーヒー風味のたれをかけて仕上げます。

 もう一方のデミグラスハンバーグは、粒あんのあんころ餅に、メレンゲと豆乳、黄色の煉切で目玉焼きに見立てたものをのせ、コーヒー風味のソースをかけて仕上げたもの。

 菓子製造技能士の資格を持ってふだんから生菓子を作っている広島メンバーも、さすがにこうした見立てのお菓子を作る機会はなかなかないようで、興味深い学びの時間となったようです。

 二日目はブッセで有名な〈カレット洋菓子店〉様を見学しました。開店直後から大勢で押しかけてご迷惑をおかけしましたが、たいへんご親切にしていただきました。

 その後バスは湯の山温泉へ。パティシエ辻口博啓氏とイタリアンのシェフ奥田政行氏プロデュースによる「癒し」と「食」がテーマの温泉リゾート〈アクアイグニス〉に向かいます。約5万平米の敷地に、スイーツ・石窯パン・イタリア料理・食堂・カウンター割烹・宿泊施設などが点在する複合施設です。めいめい好みの店で昼食をとり、出発の時間まで施設内を散策したり、買い物をしたりして楽しみました。

 そして昼過ぎから、初日に講師としてお世話になった岡本伸治氏を訪ねて〈夢菓子工房ことよ〉様へ。1日に5千本売れるというみたらし団子をご馳走になりながら、店舗と工場を見学させていただきました。

 四日市駅で1泊2日組のメンバーたちと別れ、残る半数の2泊3日組はさらに大阪へと向かいます。全菓連青年部歴代部長の岡本邦裕氏と中島慎介氏ほか多数にお迎えいただき、宗右衛門町で懇親会を開きました。

 最終日は南海難波駅から泉南へ。〈青木松風庵〉様の本部と岬工場を見学しました。本部では製造・販売・物流を支えるシステムを、また工場では文字通り裏も表も、青木会長・社長みずから隅々までご案内いただきました。

 中部・関西は数年ぶりの訪問で、2日ないし3日と短い時間ではありましたが、以前にも増して多くの気づきや学びを得られたように感じます。今回お世話になりました関係各位に、紙面をお借りして改めて感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 広島県菓子工業組合青年部・竹内恒彦