石川県レポート

2015.11.17

祝!創立50周年記念式典を開催 石川県菓子工業組合

お客様に選ばれる和菓子であるために 藪光生氏が記念講演

藪光生氏が記念講演 平成27年10月6日、石川県金沢市のホテル日航金沢において、石川県菓子工業組合創立50周年記念式典が盛大に開催されました。

 まず、50周年記念講演会として、全国和菓子協会の専務理事藪光生氏に「和菓子業界の現状と将来」をテーマにご講演頂きました。藪氏は「和菓子産業は、総務省家計調査報告に見る通り、堅実な家庭内消費に支えられているものの、贈答品需要の低迷、後継者不足等による企業数の緩やかな減少、原材料や資材の高騰、人手不足の慢性化、法律等への対応の困難、異業種の参入と競争激化など数々の困難があるが、こうした問題にいたずらに悲観的になってはいけない。一方で、和菓子は心の栄養という側面があり、お客様に憩いや安らぎを提供できるとともに誰もが購入できる単価の商品である。また、国民の健康を求める意識の高まりは、健康的な菓子といわれる和菓子にとって追い風になるものであり、年中行事との結び付きも依然として強い。さらには今後の高齢化社会の到来も和菓子にとっては、むしろ有利な面のひとつである。こうした面を生かし、供給過剰といわれる中でお客様に選ばれる和菓子であり続けるためには、それぞれの店で売る和菓子の商品力を高めていく事が何よりも大切であり、和菓子の商品特性をお客様に訴えるために対面販売の良さを磨く事が求められる。そうした対応ができれば、和菓子は将来に亘って健全に発展していくものと信じている」と熱く語られました。

 引き続き行われた記念式典は、小出進理事長による50年の歴史に思いを馳せた挨拶で開幕。過去10年の物故組合員へ黙祷を捧げた後、組合への功績を称える表彰を行いました(全菓連理事長表彰:日根野栄蔵、橋爪孝志、役員特別功労者表彰:故中田龍一、役員功労者表彰:那谷忠雄、丸山宜伸、村山圓八、小泉守人、神保秀次、通哲男、杉平淳一、能崎明夫、徳山康彦、泉幸男、中崎龍雄、髙木慎司、敬称略)。受賞者を代表して那谷前理事長が謝辞を述べました。また、組合員事業所に長年勤務する永年勤続従業員も表彰されました。ご来賓の県菓子工業組合顧問でもある山田修路参議院議員、谷本正憲石川県知事、山出保県中小企業団体中央会会長、大窪幹夫全菓連理事長からお一人ずつご祝辞を頂戴いたしました。

 祝賀会は、金沢のにし茶屋芸妓の一調一舞で開宴、久村俊昌全菓連中部ブロック会幹事長(愛知県菓子工業組合理事長)が乾杯のご発声、井沢義武県菓子工業組合金沢支部元顧問、鍋島盛雄県洋菓子協会会長、そして組合員でもあります泉谷満寿裕珠洲市長から御祝のお言葉を頂きました。最後に、諸江隆50周年実行委員長が謝辞を述べ和やかに閉宴、参加者は半世紀の道のりに感謝し、これからの未来に向かって思いを馳せました。

 石川県菓子工業組合事業企画委員会・深沢大