兵庫県菓子店

2015.11.17

栄福堂

地元に密着した和菓子店

創業者・宮本孝志さんと2代目・宮本明広さん 兵庫県姫路市は今日本で一番人が集まっている?ではと地元では思っている。

 平成27年3月27日に、グランドオープンした世界文化遺産で国宝の姫路城のことである。グランドオープン以来10月28日の7か月で約189万6000人の入城者をお迎えし、姫路城周辺はもとより、姫路駅周辺も大変な賑わいとなっている。姫路城は1614年に池田輝政によって築城されて以来、一度も戦いに巻き込まれずまた、先の大戦でも周辺は空襲の被害を受けたが、お城は奇跡的に助かった城で、地元では『平和のシンボル』とも呼ばれている。今回はそんな姫路城のすぐ近くで、親子2代 2世代の夫婦で協力しあって、地元の方々に愛され続けるお菓子店を営む『栄福堂』の2代目店主 宮本 明広さんを訪ねた。創業者の先代 宮本孝志氏は、岡山日生市(漁師町)の出身で中学卒業後すぐに、親戚であった伊丹市の『満井幸栄堂』で修行され、出身地岡山(日生)と修業の地、伊丹の中間の姫路で昭和42年の実家の漁船である栄福丸の名前から屋号を『栄福堂』と名付けられ創業された。

左から『福マロン』『美姫栗』『姫の恋路』 現店主の明広さんは18歳で結婚。18歳で父の孝志氏のもとで修行を続け、平成16年にお店を継がれた。

 創業当時から、ショッピングモールで餅・赤飯・朝生菓子を中心に営業されていたが、明広さんは、修行をはじめた当初から、地元姫路の和菓子屋の勉強会「白鷺会」で学び、その後「菓楽会」の発足時から修行の場・学びの場として現在も「菓楽会」活動されている。当時は、生活の為に早く一人前になりたいとの一心で何でも身に付けようと必死だったとのこと。

姫路城すぐ近くの姫路の宝蔵 今、お店には、工芸菓子が中心置かれお客様にお菓子の深みを紹介され、次に創業当時から人気の、朝生菓子がところ狭しと並んでいる、その中で今一番人気の栗の甘露煮を丸ごと一個を生クリーム入り黄身餡で閉じ込めた焼き菓子の『福マロン』、渋皮付きの栗をまるまる一個をミルク餡で包んだ乳菓の『美姫栗(みきぐり)』が目を引く、ネーミングが楽しい『姫の恋路』はカスタードクリームを中に入れたふ~んわり食感のカステラなど、観光客にも認知される銘菓であるが、私は『栄福堂』さんは地元地域のお客様の生活に密着した、知る人ぞ知る和菓子店である。と思いました。また、先代孝志氏のご夫婦と明広氏のご夫婦の2世代でお店を切り盛りされる『栄福堂』に深い感銘を受けた。

 姫路城の大手門前の家老屋敷跡にある『姫路の宝蔵』でも銘菓のひとつとして『栄福堂』さんの商品が販売されています。

 ちなみに『姫路の宝蔵』をはじめ姫路城周辺では姫路菓子組合加盟のお菓子処がお菓子で『お・も・て・な・し』を合言葉にされ、姫路の町はお城に賑わいでいます。

 全菓連青年部近畿ブロック長・天野治

 

店舗データ

栄福堂
〒670-0841
姫路市城東町野田1-3
ベネショッピングセンター内
TEL:079-282-0424