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職人の心意気を学ぶ

田辺市で「和菓子ウオーク」開催

和菓子作りを森山昌彦さんから熱心に聞く会員 紀州の和菓子を考える会(代表:鈴木裕範和歌山大学客員教授)は和歌山県田辺市で「和菓子ウオーク」を開いた。市街地の和菓子店3店舗を訪問し、職人の心意気を学んだ。

 和歌山県の和菓子文化を学び、まちづくりに生かすこと、地元の店舗と協力して伝統的な和菓子の復活や創作することを目的としている。会員は約50人。

 ウオークは今回初めて実施し、和歌山市の女性を中心に会員21名が参加。JR紀伊田辺駅周辺を出発し、「辻の餅」「三徳小西菓子店」「菓心 富美堂」老舗3店舗を訪れた。

 1905年創業の「菓心 富美堂」では、店主の森山昌彦さんによるかしわ餅作りを見学した。

 森山さんは「菓子を1万個作って売れたらいいのではなく、たとえ1000個でも味わって食べてもらいたいという気持ちで作っている」と菓子作りへの思いを語った。会員達は店の歴史や、地元にちなんだ商品などについて熱心に質問していた。

 同会の山本智子事務局長は「作り方の思いをじかに聞くことができてよかった。

 和菓子の伝統を守るためには何が大切なのか楽しみながら学びたい」と語っていた。

 和歌山県菓子工業組合事務局長・高橋義明

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