千葉県菓子店,各地の菓子店探訪

2015.08.17

成田 なごみの米屋總本店

全国老舗和菓子店掛け紙・包装紙展

成田羊羹資料館 全国各地の老舗和菓子店の掛け紙や包装紙を紹介する企画展が、成田市の「なごみの米屋總本店」の敷地内にある「成田羊羹資料館」で9月29日まで開催されている。

 当館では、北海道から九州まで7地域に分けて27店舗56点の掛け紙、包装紙の他、化粧箱を展示している。

 和菓子の掛け紙や包装紙は、各店の銘菓とともに、独自の趣向を凝らした菓子を装い、その包みを開ける時のわくわく感や贈り主の思いが伝わる瞬間でもある。

 展示風景は、菓子の写真つきパネルで銘菓や各老舗店の歴史や銘菓の由来などを紹介するとともに掛け紙や包装紙があたかも絵画のように展示されている。

 地元の風景や植物、郷土画家や棟方志功、富岡鉄斎、芹沢銈介などの著名文人の手によるものだったり、昔ながらの手すきの和紙を使ったものなど各店独自の趣向を凝らしたデザインを見ることができる。

 成田羊羹資料館は、門前町成田の名物にもなっている羊羹の歴史や文化を紹介することを目的に平成14年に設立された。羊羹の展示のほかに、開設以来年2回の企画展を開催し、今回で24回目となる。企画担当者は、今回の企画展にあたり各店独自の銘菓を引き立てる掛け紙、包装紙に興味を引かれ、各老舗和菓子店の協力を得て、展示物を集めた。さりげなく使われている掛け紙や包装紙について調べていくうちに銘菓とともに掛け紙や包装紙にまで和菓子店の深い思い入れがあることを感じた。それはアートとしても楽しめ、日本の「包む」文化や和菓子文化の趣が感じられ、一見の価値がある。

 企画展の期間中は無休。開館時間は午前10時から午後4時。入場無料。お問い合わせは、成田羊羹資料館

0476(22)2266へ。

 千葉県菓子工業組合成田支部・米屋㈱ 宮内智