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第15回全菓連青年部中国・四国ブロック大会開催

赤間神社・海響館・唐戸市場を訪問

中・四国ブロック大会 第15回全国菓子工業組合連合会青年部中国・四国ブロック大会は、7月1~2日、下関市春帆楼で開催され、約70名の青年部員が参加した。全菓連からは、田村副理事長、小熊坂山口県菓子工業組合理事長、槌谷青年部部長が参加した。

 大会では、亀井中国・四国ブロック長より「毎年中国・四国ブロック大会は、天候が良くなく現に四国は嵐のような天候でしたが、山口県に到着すると皆様のおかげか非常に穏やかな天候でした。2日間皆様楽しんで下さればと思います」、槌谷青年部部長より「先週京都の地で山滴る、甘党市という若手のお菓子屋が集まるイベントが開催されました。行くと長蛇の列で、会場に入れたのは30分以上待ってからでした。そのイベントを見まして、菓子屋はまだまだやれる事はたくさんあると感じた次第です。今日本各地で若手の菓子屋の仲間が、新しい試みをしながら、新しい和菓子文化を築き上げようとしています。その火は燎原の火のごとく全国に広がっていくことと感じています。中四国ブロックにおきましても、全菓連青年部の皆様の力によって新しい和菓子文化がますます広がっていくことをご祈念申し上げます」、山口県青年部恒松部長より「私は10年前の島根大会に初めて参加しまして、それから毎年各地に訪れまして、お菓子の持つ地域性を感じたり、お菓子を通じて観光や自分の町について考える機会を頂いています。また、このブロック大会でいただきました、皆様方との友情はかけがえのないものになっています。山口県青年部のメンバーが9年前と大半同じ顔ぶれですが、楽しく和やかに活動すれば仲間が増えるものと信じています」と挨拶があった。次に全菓連田村副理事長より「去年は日本の和食が世界遺産に登録されました。和菓子もそれにつられて外国に広く紹介されるようになり、評判も非常によいそうです。世界に通用する和菓子を皆様がこれから若い力で輪を広げていき、盛大に世界中に広められることを期待します」、山口県菓子工業組合小熊坂理事長より「我々は、今困難な局面に立たされています。原料の高騰、後継者難、高齢化などで次の世代に伝えて行くことが難しくなっています。しかし、今から78年前、支那事変が始まった当時、材料がなくなるというときに、この組合ができました。戦中・戦後と大変な混乱期を先人の皆様のお力で今日ができたわけです。今我々が置かれている、厳しい中もきっと我々の長年の経験と知恵で乗り越えていかれると思います。後継者難が叫ばれている今日ですが、組合も青年部があってこそ未来があるわけです。皆様方も国に帰られましたら、観光がブームですので、誘致が発展につながると思います。まだまだチャンスはありますので、皆さんの力でお菓子の華を咲かせてください」と挨拶があった。

赤間神社 本会議終了後、株式会社ヨシイデザインワークス代表取締役吉井純越氏による『デザインの力』の講演があった。(以後掲載)

 講演会終了後、懇親会が行われ、手島実行委員長より歓迎の挨拶、山口県菓子工業組合岡野副理事長と山口県中小企業団体中央会青年部山田部長より祝辞の後、乾杯が行われた。また、各県代表者挨拶と次期開催県の高知県髙橋前中国・四国ブロック長より「来年は7月6日に開催されますので、是非お越しください」と挨拶があった。

 翌日のエクスカーションでは、赤間神社、下関市立しものせき水族館海響館、カモンワーフ、唐戸市場を見学した。

○赤間神社は、源平最後の壇ノ浦の戦いで関門海峡に入水した安徳天皇を祀っている。壇ノ浦を望む水天門は、陸の竜宮と称えられる。幼くしてなくなった安徳天皇のお墓であり西日本ではただ一つの御陵である安徳天皇阿弥陀寺陵、有名な怪談である「耳なし芳一」を奉る芳一堂、平家一門の武将を祀る七盛塚がある。

○下関市立しものせき水族館海響館では、日本では海響館でしか見ることができない世界的にも珍しいシロナガスクジラの全身骨格標本がある。また、フグの仲間の展示が常時約100種類あるのは世界中でもここだけである。他に、イルカとアシカが共演するショー、フンボルトペンギン特別保護区などがある。

○カモンワーフは、土産物屋や地元の魚介類が食べられるレストランのあるシーサイドモールである。ウッドデッキからは、対岸の門司港レトロが見渡せる。

○唐戸市場は、フグ以外でもタイやハマチの市場として有名である。農産物の直売所もあり、さまざまな食材を取り揃えている。週末は海鮮屋台が出展するイベントが開催される。

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