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津のお茶を使った新作スイーツ開発の取り組み

スイーつフェスタ 2月21日と22日、「第5回スイーつフェスタ」が開催され、三重県津市内の和洋菓子店が一堂に会し、各店自慢のスイーツの販売を行うとともに、地元高校生によるお茶席、スイーツに関するさまざまなステージイベントなどが行われました。この2日間で約15,000人の来場者が訪れ、会場内は連日大いに賑わいました。

 このイベントの幕開けと同時に始まったのが、津市物産振興会スイーツ部会が今年度の新商品開発事業として取り組んだ「津のお茶を使った新作スイーツ」の発表会でした。

 これは、三重県が生産量全国第3位を誇るお茶の産地であり、津市でも美味しいお茶が採れることを、スイーツ業界からも発信するため、部会員の各店で「津で採れた茶葉」を使用した新作スイーツを考案するという取り組みです。

 昨年秋、部会員と津市内4軒の茶農家によるマッチング会を開催し、農家の拘りや茶葉の特徴などを確認しながら、各店ごとに商品に最適な茶葉を選定しました。

 その後、各店で試作を繰り返し、最終的に12店舗から合計18品の新作スイーツが発表されました。このスイーつフェスタで一斉に販売を開始したこともあり、この2日間、会場内の各所で来場者が新作スイーツを買い求める姿が見られ、各店で売り切れとなる好評ぶりでした。

 そして、同じテーマの新商品開発に取り組むことで、部会員間における情報交換や意見交換により知識を深め合い、また他店の商品に刺激を受けて個人の意識を高めることにも繋がりました。

 津市物産振興会スイーツ部会では、このように協力し合い、さらに切磋琢磨しながら、今後も新しい取組みに挑戦していきたいと考えています。

 三重県菓子工業組合副理事長・川嶋昭夫

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