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青年部活動最後のおもてなし

手島さんとご長男 平成10年に全菓連青年部が発足して早や17年が過ぎました。山口県青年部の創成期を支え、現在の組織づくりに多大な貢献をされた2代目部長の手島柳太郎さんは御年○○歳(年齢非公開/笑)。県の組合の要職も務めている上島竜兵似の愛されるキャラクターは当時から変わっていません。

 かねてから店を手伝っていたご長男も店と青年部の後継者として、このたび一緒に活動することになりました。この7月1日(水)、2日(木)と開催される第15回全菓連青年部中四国ブロック大会は手島さんが実行委員長を引き受け、山口県屈指の観光都市「下関・春帆楼」で開催されます。

 彼が営むのは最中種専門の手島最中店です。和菓子屋になくてはならない素材で、厳選されたもち米を原料に日々製造から配達まで手掛けます。取引先は山口県内約20数店。丹精込めて練り上げたあんに合う味と型を長年の信頼関係で忠実に守っています。

 閑話休題、このほど山口県で歴史あるあんこ屋さんが廃業します。苦渋の決断であったと思いますが、そこで初めて「ないから困る」菓子屋がたくさん出てきます。代替の取引先を探して右往左往します。

 手島さんの取り扱う最中種も同様で、菓子屋にとって作ってくれるところがあってあたりまえ。手島さんは最中種を必要としてくれるお菓子屋さんを大切に、後継者となるご子息が長く続けられるよう指導しています。まだまだ修行中と謙遜されるご子息へ、一番の教えは「常に謙虚に」。手島さんらしいお言葉です。

 この中四国ブロック大会の実行委員長を最後に、青年部の活動から引退されるという手島さん。若いメンバーと共に楽しみ、偉ぶることなく同じ目線で築いてきた数々の思い出をたどりながら、青年部生活のラストを下関で飾ります。手島親子をはじめ山口県歴代部長、メンバーがお迎えし、「縁」を紡ぐ最高の一日になるようおもてなしさせていただきますので、皆様方と下関でお会いできるのを楽しみにしています。

 山口県菓子工業組合専務理事・恒松恵子

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