愛知県菓子店

2015.05.18

坂金製菓株式会社 様

繁盛企業訪問

坂金製菓株式会社 愛知の流通菓子を代表する企業であり、老舗メーカーである名古屋市西区の「坂金製菓株式会社」様をご紹介させていただきます。

 ポン菓子や芋かりんとうなど、自然素材そのものの特徴を活かしたお菓子づくりを基礎とし、近年では独自のコーティング技術を取り込んだ「次世代のポン菓子」を販売されております。

 今回の繁盛企業訪問では、代表取締役社長葛島茂氏にお話をお伺いしました。

 創業はさかのぼる事1934年、創業者の葛島金二郎氏が個人商店として駄菓子の製造販売を開始し、1960年基幹商品である「ポリコーン」の製造を始めました。その後、1974年に坂金製菓株式会社として法人化し、1989年名古屋本社事務所ビルを竣工、2005年には新出荷倉庫を竣工して事業を益々拡大し、2007年ISO9001を取得(ポリコーン製造ライン)しております。

 お話の中で屋号である坂金製菓株式会社の「坂金(さかきん)」の名称と読み方の由来をお尋ねしたところ、創業者である葛島金二郎氏が、お菓子の修業に行った先の店の屋号が「坂鍬(さかくわ)」だった事から、その頭文字の「坂」を頂き、創業者ご本人のお名前「金二郎(きんじろう)」から一文字「金」を取った事から「坂金(さかきん)」となったとのお話でした。そして、二代目の葛島孝夫氏が事業を拡大し、三代目社長である葛島茂氏に引き継がれて今に至っております。

自然素材を活かしたお菓子 次に貴社で今、売れている商品はとお尋ねすると、すぐに「ポリコーン」という力強い言葉で商品名が返って来たので、早速その場で試食させていただきました。大変食べやすく、口の中に入れた瞬間に自然なコーンの風味がひろがり、噛むと絶妙な食感が伝わり、本当に癖になる味と風味と食感でした。長く売れ続けるその理由が分かる納得の一品です。

 坂金製菓様では特に、自然な素材を活かしたお菓子をつくられているとのこだわりのお話をお聞きし、お米からつくった「こめはぜ」や麦からつくった「むぎスナック」、さつま芋からつくった「芋かりんと」等、様々な商品をつくられております。

 このような数々のヒット商品を生み出し、つくり続ける坂金製菓様でも、最初はあまり売れなかったとの意外なお話がありました。そんな苦しい時でも、素材を活かした製法を貫き通し、お客様の希望に応え、信頼いただける品質保証体制を構築するために、その継続的改善と危機管理に努め、品質管理を妥協せず、日々懸命にお菓子をつくってきたおかげとの事でした。その後、流通菓子として大手小売業様に販売されるようになり、ようやくその味と企画と品質が評価されるようになり、今では全国レベルで売れる商品にまで成長出来ましたと、流通菓子関係者への感謝の気持ちが込められたコメントまで頂きました。

 最後に付け加えとして、四代目のご子息である葛島幹也(みきや)氏(昭和61年6月生まれ)がその夢を引き継がれるとの事。

 父子の決意が込められたおもい言葉で引き締まった流通菓子の繁盛企業訪問でした。

 愛知県菓子工業組合・伊藤寿康