原材料別にみた「お菓子と健康」

お菓子には多くの素材が使われており、健康に必要なビタミン、ミネラルなどを上手に取入れることができます。食事のみでは不足しがちなさまざまな栄養素を補ってくれます。

また、忙しい時や疲れている時、お菓子を食べると気分が安らぎ、日々の私達のコミュニケーションを円滑にしてくれます。

お菓子は心と体の健康にやさしい食べ物です。1日に1回はお菓子をとり、豊かな食生活を送ってみませんか。

原材料別にみた「お菓子と健康」

砂糖

砂糖 効用:脳にとって唯一のエネルギー源であるぶどう糖の供給源です。砂糖は、小腸で吸収されるときにぶどう糖と果糖に分解され、すばやく血液に入って全身の細胞に運ばれます。また、黒砂糖にはさまざまなミネラルも含まれます。
「砂糖」を使ったお菓子:キャンデー

小豆(あずき)

小豆(あずき)効用:ビタミンB1・B2などのビタミン類や鉄、カリウムを含みます。皮の部分に含まれるサポニンという成分は、利尿作用があるといわれています。
「あずき」を使ったお菓子:羊羹

バター

バター効用:栄養価は原料の牛乳に準じ、良質な乳脂肪と天然のビタミンAを含みます。とりわけ乳脂肪は、食用油脂のなかで最も消化吸収にすぐれています。
「バター」を使ったお菓子:フレンチクルーラー

生クリーム

生クリーム 効用:成長期の子供にとって大切な良質のたんぱく質やビタミンA・Dなどに富みます。カルシウムも豊富です。
「生クリーム」を使ったお菓子:生シュークリーム

卵 効用:たんぱく質のなかで不足しやすい必須アミノ酸のリジンやビタミンA、B2、鉄を含みます。良質のたんぱく質に富み、貧血予防や美容促進にも効果があるといわれています。
「卵」を使ったお菓子:どらやき

小麦粉

小麦粉 効用:主成分はでんぷんで、ビタミンB1・B2を含みます。また、小麦胚芽に多い食物繊維は、便秘予防、動脈硬化予防などの効果が期待できます。小麦胚芽にはビタミンEも豊富です。
「小麦粉」を使ったお菓子:南部せんべい

寒天

寒天 効用:テングサ、オゴノリなどの海藻エキスを乾燥させて作ります。成分は2種類の多糖類とアガロース、アガロペクチンなどの食物繊維。繊維は水溶性で、整腸作用があるといわれています。
「寒天」を使ったお菓子:ジャム寒天

抹茶

抹茶 効用:病原性大腸菌O-157をも殺菌するカテキンという成分が注目されます。カテキンは、細胞の突然変異を抑制して免疫力を高めるとともに、ビタミンC・E、カロチンなどと併せてガンの予防効果もあるといわれています。
「抹茶」を使ったお菓子:抹茶シェーク

さつまいも

さつまいも 効用:ビタミンB1・B2・C・Eのほか、カリウムを豊富に含みます。とくにビタミンCは熱に強く、安定して体内に吸収されます。コレステロールを体外に排出し大腸ガンや動脈硬化の予防に役立つといわれる食物繊維も含みます。
「さつまいも」を使ったお菓子:いもきんつば

バナナ

バナナ 効用:消化吸収のよい糖質を含み、食物繊維も多く、整腸作用が期待できます。また、ビタミンB2も含みます。
「バナナ」を使ったお菓子:バナナフランベ

イチゴ

イチゴ 効用:4~5個(約100グラム)で1日のビタミンCの必要量をカバーします。大腸を刺激して便秘を予防する食物繊維や、ペクチン、クエン酸、リンゴ酸も含みます。また、カリウムは利尿作用があり、高血圧の予防にも役立つといわれています。
「イチゴ」を使ったお菓子:ミルフィーユ

ブルーベリー

ブルーベリー 効用:アントシアニンと呼ばれるブルーベリーの青い色素は、目の疲労をやわらげ、視力向上作用があるといわれています。また、抗菌作用も期待できます。
「ブルーベリー」を使ったお菓子:フルーツヨーグルトムース

くり

くり 効用:主成分は糖質です。ビタミン、ミネラル類のほか、塩分を体外に排出するカリウムを含み、食物繊維も豊富。内皮の渋皮にはポリフェノールの一種であるタンニンを含みます。
「くり」を使ったお菓子:栗かのこ

レーズン

レーズン 効用:約70%が吸収率のよい果糖・ぶどう糖で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル類、カリウムを含みます。エピカテキンと呼ばれるポリフェノール化合物は血中コレステロール値を下げる働きがあるといわれています。
「レーズン」を使ったお菓子:スコーン

カカオ

カカオ 効用:ビタミンやミネラル類が豊富。銅や鉄は貧血予防に効果を発揮します。
「カカオ」を使ったお菓子:チョコレートケーキ

くるみ

くるみ 効用:血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病予防の効果が期待できるリノール酸を含みます。ビタミンB1や良質なたんぱく質、ミネラルも豊富です。
「くるみ」を使ったお菓子:クルミクッキー

ピーナッツ

ピーナッツ 効用:脂質にはリノール酸が豊富。また、良質なたんぱく質、ビタミンB群・E、カルシウムなどをバランスよく含み、生活習慣病予防や老化防止に効果があります。
「ピーナッツ」を使ったお菓子:パフドライス・スクエア

 

 

内容監修:香川 芳子 先生(女子栄養大学学長、医学博士)
1931年生、東京都出身。女子栄養大学に栄養クリニックを開設、食の教育推進協議会代表、他。日本の栄養学の権威として第一線で幅広く活躍。『加工食品成分表』、『正しい「食事」でスリムになった』等、著書多数。

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