家計調査で見たお菓子の消費状況

家庭における菓子の消費状況

家庭における菓子の消費状況を、平成26年の家計調査(総務省統計局)からみると、
1ヶ月で4,301円、1年間で5万円より若干多い支出となっています。
食料の中で菓子は、約7.1%を占めています。

昭和35年からの推移を見ると、平成年代に入るまで、所得の上昇や物価の上昇もあって、消費支出や食料・菓子購入費は大きく伸びています。
しかし、平成に入ってからは、横這いどころか、平成2年をピークに減少すらしています。 この大きな要因は、デフレによる物価下落の影響もあるでしょうが、限られた収入の中でインターネットなどの通信費、学習塾などの教育費等が大きく増加し、その皺寄せが食料にきているのではないかと推測されます。

平成26年度

この結果もあって、消費に占める食料の割合(エンゲル係数とも言います)は、昭和35年の41%から、平成25年には23%と減少しました。
お菓子も同様で、2.2%から1.7%へと減少しています。
しかし、面白いのは食料に占める、お菓子の年間消費支出の割合です。 
上記表の右欄の2行は、食料の中の菓子の割合を示したもので、用途分類と品目分類と二つの数値が並んでいます。
ちょっと面倒ですが、ここで、家計調査の用途分類と品目分類との違いを説明しておきましょう。

◎「用途分類」とは、家庭で食べるために購入した額です。(消費した額)
◎「品目分類」とは、食べる・食べないにかかわらず買ったお菓子の額です。(購入した額)

用途分類は、お菓子の消費額、品目分類は、お菓子の購入額とでもいえるでしょう。

◎消費額と購入額の違いって?

皆さん、よそのお宅にお伺いするとき、お土産を持っていきますね。お土産に、お菓子を買うことが多くありませんか。
日本は、贈答文化の国です。お菓子は、贈答品でよく使われます。
贈答品として、お菓子が買われた場合、品目分類ではお菓子として計上されますが、用途分類では交際費等として計上されます。

さて、自分の家で食べるお菓子の消費額(用途分類)をみると、食費の中での割合が平成20年までは、6%台のほぼ一定の数値を示しています。
これは、収入が低く、食費に沢山費やしていた時にも、所得が増え豊かになった時にも、お菓子は、私たちの食生活の中で一定の役割を持っていることが分かります。生活が苦しいからといって、お菓子の消費を減らして他の食費に回すとか、飽食のなかで、和生菓子やケーキをより沢山食べるようになるというわけではないようですね。
どんなときにも、お菓子は、生活の中でなくてはならないものです。お菓子は生活にうるおいをあたえるとは、まさに、お菓子の消費のこういう状況をいうのではないでしょうか。

一方、お菓子購入額ですが、この割合は着実に増加しています。
この詳細については「贈答品とお菓子」ページをご覧下さい。

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